プール開きがありました!
今日は待ちに待ったプール開きの日でした。土曜授業日ということもあり、保護者の方も2名お越しいただき、子どもたちの新しい挑戦を温かく見守ってくださいました。
梅雨の合間の6月14日、朝からやや肌寒い天候でしたが、子どもたちの水泳への期待と熱意は十分に感じられました。プール開きの式では、まず校長先生から水泳学習の意義についてお話をいただき、続いて安全な利用方法について確認を行いました。
そして一人ひとりの目標発表の時間です。子どもたちは少し緊張しながらも、しっかりとした声で自分の目標を発表してくれました。「平泳ぎができるようになりたいです」「25メートル泳げるようになりたいです」「息継ぎを上手にできるようになりたいです」など、それぞれが具体的で前向きな目標を掲げる姿が印象的でした。高学年の子どもたちは泳法の向上を、低学年の子どもたちは水に慣れることや基本的な動作の習得を目標にしており、一人ひとりの成長段階に応じた目標設定ができていました。
いよいよ水泳学習のスタートです。まずは全員でだるま浮きに挑戦しました。膝を抱えて丸くなり、水面に浮かぶ練習です。最初は怖がっていた子どもたちも、友達の応援や先生方の優しい声かけで、だんだんとコツを掴んでいきました。
次に、バディシステムを活用した水中じゃんけんを行いました。二人組になって水中に潜り、じゃんけんをする活動です。子どもたちは「せーの」の合図で一斉に水中に潜り、水中でじゃんけんを楽しんでいました。勝負の結果に一喜一憂しながらも、自然と水に慣れ親しんでいく様子が見られました。この活動を通して、水中で目を開けることや息を止めることにも慣れていきます。
特に印象的だったのは、1年生の女の子の成長でした。最初は小さなプールでワニさん歩きから始めました。手を池の底について四つん這いになり、ワニのように水中を歩く練習です。「ワニさんみたいに歩けるかな」という先生の声かけに、最初は恐る恐るでしたが、だんだんと笑顔が見られるようになりました。友達の応援もあり、最後には自信を持ってワニさん歩きができるようになっていました。
天候はやや肌寒く、水泳学習日和とは言えなかったかもしれませんが、子どもたちの元気な声がプールサイドに響いていました。保護者の方々も、我が子の頑張る姿を温かく見守ってくださり、時には拍手で応援してくださいました。
これから夏本番に向けて、子どもたちが掲げた目標の実現に向けて、安全を第一に考えながら充実した水泳学習を展開していきます。一人ひとりのペースに合わせ、水泳の楽しさを感じながら技能を向上させていけるよう、職員一同全力でサポートしてまいります。
今日のプール開きが、子どもたちにとって素晴らしい夏の思い出の第一歩となることを願っています。
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