校長室の胡蝶蘭
本校に赴任した際,引っ越しの手伝いに来てくれた叔母に,お祝いにと胡蝶蘭の鉢をいただきましので,校長室に置きました。
その年は,2列にきれいな白い花が並んだ状態で,校長室に訪れた方の目を長いこと楽しませてくれました。
花が落ち,冬を迎えてもう咲かないかもと,花に詳しくない私は思っていたのですが,鉢と一緒に付いてきた「胡蝶蘭のお手入れ」というパンフレットを読むと,~お花が終わったら~というページがあり,そこに二度咲きを楽しみたい場合は,「節を探して上1cmくらいを切ってください。」と書いてありました。
そこでハサミを火であぶって消毒し,切ってみました。そうしたところ,次の年もいただいた時の花よりはきれいに並んでいませんが,見事に開花し,2年目も楽しませてくれました。
花が落ちた2年目の冬。再び節から上を同じやり方で切ってみましたが,去年の冬があまりにも寒かったからか,パンフレットにあった植え替えや根切りを行わなかったからなのか,切った節から枯れてきて,しぼんでしまいました。
さすがに3回目は無理かなとあきらめながらも,乾燥しないようにこまめに薄めた木酢液だけはやっていましたら,別のところから花芽が伸びてきて,今日,2輪が開花しました。
花芽の方向はちぐはぐで,お世辞にもきれいではないのですが,ずっと大事に思い,見てあげていれば応えてくれるのだな。教育とも相通じるな。と気付かせてもらったことでした。
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