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2025年6月13日 (金)

大胆な仕掛けのある教頭先生の読み聞かせ

今朝は,教頭先生の読み聞かせでした。

昨日,話をしたときに「ぼくは,こういう時,いつも読んでいる本があるんですよね。」とおっしゃっていたので,どんな本かな?と思っていましたところ,【ずーっとずっとだいすきだよ】という絵本でした。エルフィーという犬と一緒に過ごしたぼく。最後にその犬が旅立つのですが,いつも「大好きだよ。」とエルフィーに伝えていたので,ぼくの気持ちはきっとエルフィーに伝わっていたに違いないと思うお話です。(ざっくりしていてすみません)

教頭先生は「エルフィーはこんなにちらかしちゃダメだよね。」「怒りたくなるよね。みんなならどう?」と読み聞かせをしながらも,ちょくちょく子どもたちに感想を聞かれたり同意を求めたりしました。子どもたちが答えることはありませんでしたが,その度にそれぞれが考えていたようでしたので,読み聞かせにもこんな手法があるのだなと思うことでした。

最後に,「大好きな人には大好きと言葉にしなければ伝わらないんだよ。家の人に好きだよと伝えていますか。伝えていなければぜひ伝えてください。」「ここにいる先生方にも好きな先生がいるでしょう?今,席を立って伝えてごらん。」と言われました。

突然のことに一瞬とまどう子どもたち。すると,真っ先に2年生の男の子が私の元にきて「大好きです。」と伝えてくれました。人から,ましてや子どもから好きなんて言われたことがここうん十年ありませんでしたので,こちらもやや動揺しましたが,「ありがとう。嬉しいです。先生も大好きだよ。」と伝えました。その後,3年生の男の子,6年生の女の子,4年生の男の子が来てくれました。(動揺があったので,その場面の写真はありません。)

 何と大胆な仕掛けがある読み聞かせなのでしょう。教頭先生は,担任をしているときに授業参観で,同じように読みきかせをされ,最後にはやっぱり同じように子どもたちに「大好きと言ってきてごらん。」と言ってきたそうです。

家族だから言わなくても分かる…とは言うものの,言葉にして伝えてもらうととても嬉しいものだということが実感できて,親子の絆が深まる取組だと思うことでした。

今日,帰ったら,それぞれのご家庭で子どもたちの「大好き。」が聞けるかもしれませんね。

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。