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2025年9月13日 (土)

本好きな子どもは情操も育つ,学力も付く

11日木曜日,本校に月に一度の巡回図書がやってきました。

巡回図書とは,霧島市立図書館が運営している移動図書館で,現在,「しろやま号」「はやとすずかけ号」の2台が運行し,図書館が少し遠い小学校やこども園,児童クラブ,公民館,団地等を回って本とふれ合う機会を増やしてくださっています。(本校には「しろやま号」が来校)

本校の児童も,毎月楽しみにしていて,この日も2校時休み時間には,全児童が思い思いに好きな本や興味を持った本を借りていきました。

ところで,本校で一番本を借りている本好きは誰で,何冊くらい借りているのだろうと思い,司書の先生に調べてもらいました。

すると…1位は4年生の女の子で,193冊借りていました。4月に今年度がスタートして159日目なので,図書室の本だけでも1日1冊以上は読んでいることになり,驚異的です。(ちなみに本校の4年生の年間目標冊数は100冊です。)

この女の子は,学校図書館では飽き足らず,牧園総合支所内にある牧園図書室にも連れて行ってもらっていて(土日祝は閉館ですが,平日は午後7時まで開館),図書室の係の方とも顔なじみになっているほどです。

本が好きだと,読みながらいろいろなストーリーを体験できます。いろいろな人物の気持ちになって考えることができるようになります。語彙が身に付き,表現豊かになります。極端な話ですが,勉強しなくても本を読むことで自然と国語力を身に付けることができます。

1学期終わりに,私の方で自作の漢字テストをやっているのですが,習っていない漢字をいくつか出してしまいました。「習っていない漢字はやらなくてもいいですよ。」と言っていたのですが,この女の子はそのすべての漢字も書いていて,正解していました。「食事は体の栄養,読書は脳の栄養」という言葉もあるほどですが,その通りだなと実感することでした。

日中はまだまだ暑いですが,少しずつ秋の訪れを感じるようになってきました。秋が深まるとともに夜も少しずつ長くなっていきます。子どものうちに,読み聞かせをしてあげたり読書時間を確保したりして,本と親しみをもたせられるようにできるといいですね。

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。