303gのふしぎ。ねん土で重さのひみつをたしかめました!
3年生の理科では「物の重さ」をテーマに、ねん土をつかって実験をしました。今回のねらいは「形をかえると重さはかわるのか。」を自分の手で確かめることです。教科書にもいろいろな形のねん土が出ていますが、実際に自分でこねたり分けたりすると、見た目では分からないことに気付く場面がたくさんありました。
はじめに予想を立てました。「丸めた方が軽くなると思う。」、「細かく分けると重さがかわるんじゃないかな。」と、子どもたちはそれぞれの考えを話していました。実際に手にのせて比べると、形によって軽く感じたり重く感じたりして、「なんでだろう。」と不思議そうに首をかしげていました。
次に、てんびんばかりを使って実験です。まず形を変える前のねん土の重さをはかり、303gであることを確認しました。そこから平らにしたり、丸めたり、小さな玉に分けたりしながら、1つずつてんびんにのせていきました。どんな形にしても針が同じ位置をさすと、子どもたちは思わず顔を見合わせ、「本当に同じだ。」と目を丸くしていました。
ワークシートの感想には、子どもたちの学びがよく表れていました。「形を変えても重さがかわらないことが分かった。ねん土をこねたり分けたりするのが楽しかった。」、「手で持ったら軽く感じたり重く感じたりしたけど、はかると全部303gでびっくりした。」、「いろいろな形にしたけれど、ぜんぶ303gだったのがおもしろかった。」など、実験だからこそ出てくる気付きがいくつも書かれていました。
今回はねん土までの学習でしたが、次回はアルミニウムはくを使った実験に進みます。「ねん土とちがう物ではどうなるんだろう。」と、子どもたちは次の時間を楽しみにしています。
自分の予想をもち、てんびんではっきり確かめ、最後に言葉でふり返る。この流れの中で、子どもたちの表情がみるみる明るくなり、理科の楽しさを実感している様子が伝わってきました。次の実験でも、どんな気付きが生まれるのか楽しみにしているところです。





最近のコメント