2025年6月14日 (土)

梅ちぎり

ここ数日雨が続いていましたが,昨日は久し振りの晴天でした。

1・2年担任は,子どもたちにいろいろな体験をさせてくださいます。毎年,この時期になると,校舎裏にある梅の木から実を取り,夏の暑いときのご褒美である梅ジュースを子どもたちと一緒につくってくださることも体験の1つです。

昨年は裏年だったのか,梅の実があまり取れませんでしたが,今年は鈴なりに実っていましたので,いつ取るか思案していらっしゃったようでした。

それが,昨日ようやく晴れましたので,時間割を調整して,急遽全児童で梅ちぎりを実施しました。

職員が長い棒で枝を揺すると梅がこれでもかと落ちてきます。子どもたちも「すごい!すごい!」と言って,次々と拾っていきました。

ちぎり終わってから,合わせてどれくらいだったか尋ねてみましたところ,1本の梅の木から18.5kgの実がとれたそうです。

あまりにも多いので,子どもたちと梅干しづくりもされるそうです。梅ジュースや梅干しの作り方,しっかりと聞いておくと,子どもたちもつくれるようになりそうですね。

私もお裾分けに梅の実を少しいただきましたので,梅酒か梅ジュースをつくってみたいと思います。

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2025年6月13日 (金)

大胆な仕掛けのある教頭先生の読み聞かせ

今朝は,教頭先生の読み聞かせでした。

昨日,話をしたときに「ぼくは,こういう時,いつも読んでいる本があるんですよね。」とおっしゃっていたので,どんな本かな?と思っていましたところ,【ずーっとずっとだいすきだよ】という絵本でした。エルフィーという犬と一緒に過ごしたぼく。最後にその犬が旅立つのですが,いつも「大好きだよ。」とエルフィーに伝えていたので,ぼくの気持ちはきっとエルフィーに伝わっていたに違いないと思うお話です。(ざっくりしていてすみません)

教頭先生は「エルフィーはこんなにちらかしちゃダメだよね。」「怒りたくなるよね。みんなならどう?」と読み聞かせをしながらも,ちょくちょく子どもたちに感想を聞かれたり同意を求めたりしました。子どもたちが答えることはありませんでしたが,その度にそれぞれが考えていたようでしたので,読み聞かせにもこんな手法があるのだなと思うことでした。

最後に,「大好きな人には大好きと言葉にしなければ伝わらないんだよ。家の人に好きだよと伝えていますか。伝えていなければぜひ伝えてください。」「ここにいる先生方にも好きな先生がいるでしょう?今,席を立って伝えてごらん。」と言われました。

突然のことに一瞬とまどう子どもたち。すると,真っ先に2年生の男の子が私の元にきて「大好きです。」と伝えてくれました。人から,ましてや子どもから好きなんて言われたことがここうん十年ありませんでしたので,こちらもやや動揺しましたが,「ありがとう。嬉しいです。先生も大好きだよ。」と伝えました。その後,3年生の男の子,6年生の女の子,4年生の男の子が来てくれました。(動揺があったので,その場面の写真はありません。)

 何と大胆な仕掛けがある読み聞かせなのでしょう。教頭先生は,担任をしているときに授業参観で,同じように読みきかせをされ,最後にはやっぱり同じように子どもたちに「大好きと言ってきてごらん。」と言ってきたそうです。

家族だから言わなくても分かる…とは言うものの,言葉にして伝えてもらうととても嬉しいものだということが実感できて,親子の絆が深まる取組だと思うことでした。

今日,帰ったら,それぞれのご家庭で子どもたちの「大好き。」が聞けるかもしれませんね。

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2025年6月12日 (木)

図工「絵に表す」時間 3・4・6年

1~3校時は図工の時間でした。「絵に表す」単元でしたので,私が授業を行いました。

3・4年と6年は別々に行うのが本来ですが,6年生が1人ということや,昨年度の経験があることから,3・4・6年一緒に行いました。

1校時は,優れた作品の鑑賞をしながら,それぞれの題材を決めたり,工夫して表現しているところを見つけたりしました。題材を決める際には,見学学習で見た消防車や公園で遊んだことなどいろいろと提案してみたのですが,5人とも学校を題材にしてかくことに決めました。(雨が降っていて,外から見た風景を題材にするのが難しかったのが残念でした。)

そして,2校時からそれぞれが決めた場所に行ってかきはじめ,時にはタブレットで大きく伸ばして細かいところを確認したり人物を入れて写真を撮って実際の場所と見比べたりするなど工夫し,どの子どもも最後まで集中を切らすことなく取り組むことができました。

3校時ももう終わるという時,3年の男の子は,「え?もう3時間目が終わるの?2時間目の終わりじゃないの?」と言って驚いていましたので,「集中して取り組めた証だね。」と伝えることでした。

出来上がった絵は,鹿児島県図画作品審査会や霧島美術展に出品する予定です。

子どもたちもやる気に満ちていますので,どんな作品に仕上がるのか,今年も楽しみです。

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選書会 

4校時,選書会を行いました。

金海堂さんが400冊以上ある絵本や図鑑などを昨日のうちに運んでくださっていましたので,学校司書の先生の注意を聞いた後,1人2冊ずつお気に入りの本を選びました。

同じような本が重複しないようにしないといけませんので,選んだ本が必ず図書室に入るわけではありませんが,できるだけ入るようにしてくださいますので,選んだ本が納入してくるのを楽しみにしてほしいと思います。

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2025年6月11日 (水)

校長室の胡蝶蘭

本校に赴任した際,引っ越しの手伝いに来てくれた叔母に,お祝いにと胡蝶蘭の鉢をいただきましので,校長室に置きました。

その年は,2列にきれいな白い花が並んだ状態で,校長室に訪れた方の目を長いこと楽しませてくれました。

花が落ち,冬を迎えてもう咲かないかもと,花に詳しくない私は思っていたのですが,鉢と一緒に付いてきた「胡蝶蘭のお手入れ」というパンフレットを読むと,~お花が終わったら~というページがあり,そこに二度咲きを楽しみたい場合は,「節を探して上1cmくらいを切ってください。」と書いてありました。

そこでハサミを火であぶって消毒し,切ってみました。そうしたところ,次の年もいただいた時の花よりはきれいに並んでいませんが,見事に開花し,2年目も楽しませてくれました。

花が落ちた2年目の冬。再び節から上を同じやり方で切ってみましたが,去年の冬があまりにも寒かったからか,パンフレットにあった植え替えや根切りを行わなかったからなのか,切った節から枯れてきて,しぼんでしまいました。

さすがに3回目は無理かなとあきらめながらも,乾燥しないようにこまめに薄めた木酢液だけはやっていましたら,別のところから花芽が伸びてきて,今日,2輪が開花しました。

花芽の方向はちぐはぐで,お世辞にもきれいではないのですが,ずっと大事に思い,見てあげていれば応えてくれるのだな。教育とも相通じるな。と気付かせてもらったことでした。

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素敵な掃除の時間

本校では,掃除5分から3分前になると音楽が鳴ります。掃除始まりの合図です。

「もう掃除か。」と思う間もなく,音楽が鳴ってから数秒経つか経たないかの内に,3年生の女の子がさっと水道場の掃除を始めました。

取りかかりのあまりの速さに驚く私を尻目に,ごしごしと力を入れてシンクをこすり出しました。「掃除の取りかかりがすごく速いですね。家でもこんなふうにお手伝いをしているのでしょうね。」と話しかけると,その女の子はニコッと笑いました。

他の子どもはどうだろうと思い,各教室に行ってみると,どの子どももしっかりと取り組んでいる姿がありました。3年生の男の子は,水を汲みに行っていた1年生の女の子のバケツを一緒に持ってやってきました。また,子どもに負けじと職員も無言で頑張っていました。

今日も本校の素敵な一コマを紹介することができました。

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歯のブラッシング個別指導

本校では,6月3日~6月10日の期間を歯と口の健康週間として設定し,健康な歯を守るためのいろいろな取組を行っています。

給食後のブラッシング指導もその1つです。子どもたちは,それぞれに設定された日があり,給食後に保健室に行って,歯みがきの仕方を1人ずつ時間をかけて学びます。

今日は3年生の男の子でした。まず,通常の歯みがきを終えた状態で歯垢染色を行います。10秒ほど口に含んで吐き出した後に口の中を確認すると,歯垢が残ったところが赤く染まります。

それを鏡で見て,どこがしっかりと磨けていないかを確認した後,歯ブラシの持ち方や正しいブラッシングの方法について学びます。磨き残しをできるだけなくすために,どの歯から磨くか順番を決めることが大切だということでした。

また,どうしても強くみがきがちになるので,鉛筆持ちで歯ブラシを持ち,1つの歯に20回くらい当ててやさしくみがくことも学びました。

さらに,みがく前に全部の歯の舌ざわりを確認し,しっかりとみがいた後に同じようにすると,つるつるするので,みがけていることの確認もできるとのことでした。

この個別指導は,6月18日まで続きます。少人数だから一人一人に合わせた丁寧な指導もできるという一例でもあります。

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2025年6月10日 (火)

運動会のダンス曲 7年ぶりに変更(予定)

3校時,2階の6年教室から,楽しそうな子どもたちの声が聞こえてきました。

時間割は…体育。週報を見ると,1・2年生は「表現遊び」,3・4年生が「ダンス(一輪車)」,6年生が「リズムのある動き」となっていました。

どんなことをしているのか気になり,6年教室に行きますと,7名の子どもたちが2グループに分かれ,曲に合わせて動きを考え,3名の担任は,それぞれにアドバイスをしているところでした。

今年の運動会は,令和元年度から6年続けてきたダンス種目「ゆめ~KIBAIYANSE~(鹿児島国体のイメージダンス曲)」を7年ぶりに変更する予定です。

本校は,この曲には思い入れがあり,令和元年(かごしま国体前年度)に行われた県のダンスコンテストで優秀賞を受賞しているのです。しかし,かごしま国体開催年度である令和2年度,コロナウイルスの感染拡大により令和5年度に延期されてしまいます。

そのような経緯もあり,昨年度までこの曲でのダンスを続けていましたが,国体が終了して2年経ち,担任間で話し合って,今年度から新たな曲でのダンスを披露することに決めたようです。

その曲とは…GReeeeNの「あいうえおんがく」です。

子どもたちが自分たちでつくっていくところも多々ありそうですので,どんなダンスになるのか運動会当日を楽しみにしてください。

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2025年6月 9日 (月)

アリジゴク発見!

これも6月5日木曜日の話です。

本校に入る坂道の入口の横に,倉庫があります。

この倉庫は,学校前のお店が所有されているのですが,普段は学校の作業用具を入れさせていただいています。

この倉庫に,アリジゴクの巣らしい逆円錐形の穴がいくつもあり,「これはアリジゴクの巣に違いない。」と,着任して2年半近く,これまで何回もスコップで掘ったり,低学年の子どもたちと探したりしてきたのですが,これまで1回も本体を見つけられずにいました。

子どもたちの下校の時間,まだ保護者のお迎えがいらっしゃっていない4年生の男の子に,「この穴は,アリジゴクの穴だと思うのだけれど,2年以上見つけられていないんだよ。」と言って,スコップを渡しました。

その男の子が,穴ごとスコップですくうと,何かダンゴムシのようなものが…。

「これ何だろう。」と言っている男の子を尻目に,興奮した私は,そのダンゴムシのようなものの土を払うと,小学生の頃に見慣れた顎が…。

「思ったより小さいんだ…。」と感想を漏らす男の子。これまで,2年半近く見つけられなかったアリジゴクが,その男の子のたった1回のスコップすくいで,見つけられたのでした。

私にとっては,小学生の時(うん十年前)以来のアリジゴクとの再会ができた瞬間でした。

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修学旅行 団長の校長先生から聞いた話

6月4日(水)~5日(木)の1泊2日の修学旅行が無事に終わりました。

5日(木)の解散式に牧園小まで行ってきました。

その際,団長を務めてくださった校長先生と話をする機会があり,とても素敵な話を聞くことが

できました。(本当は金曜日のブログに載せたかったのですが,遅くなってしまいました。)

バスの中で,ガイドさんが場を盛り上げようと「学校毎に校歌を歌って聴かせてください。」

と言われたそうです。団長の校長先生はそれを聞いて,(学校に1人しかいない児童がいること

は伝えてあったのに…。)と思われて心配したそうですが,他校の児童が大勢いる中,一人でしっかりと校歌を歌ってくれたとのことでした。

その校長先生も思わず「さすが。」と感心されたというエピソードを聞かせていただくことができました。

また,それ以外の行動もとてもしっかりとしていたので,「4月に掲載された南日本新聞の投稿でも,学校のために最上級生として頑張ろうとする気持ちがよく表れていてすばらしいな。と思っていましたが,今回一緒に修学旅行に行って,ますますファンになりました。」とも言ってくださいました。

担任の先生から修学旅行中に送られてきた写真を見ると,1日目は笑顔が少しこわばっているような感じが見受けられましたが,2日目は,中津川小の子どもたちと心ゆくまで楽しんでいる様子が伝わってきていましたので,本当に素晴らしい旅行にできたのだなと,とても嬉しく思うことでした。

今朝は雨が降っていましたが,修学旅行明けもにこにこ笑顔で登校してくれました。

また,今日から日常に戻りましたが,3月までこの素敵な最上級生が本校にいてくれることを大切にしていきたいと思うことでした。

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プロフィール

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。