2025年6月19日 (木)

持松愛あふれる中学生

放課後,2人の中学生が学校にやってきました。今年の3月に卒業した双子の姉妹です。

「どうしたの。」と職員が聞くと,「持松の児という絵が玄関に飾られているということだったので見に来ました。」とのこと。なぜ知っているのかというと,このブログを毎日見ていて,この絵の贈呈式があったことが書いてあったからと言うことでした。

本校に在学していた時も,児童数を増やすためにいろいろな店舗に「ポスターを貼らせてください。」とお願いに行ったり,学校をアピールしたりしてくれた持松愛あふれる6年生でした。

自分たちも忙しい中,こうしていまだに関わってくれる中学生に元気と勇気をもらいます。ありがとう。

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リモート学習 来週から6年教室で再スタート

昨年度の2学期,中津川小学校とリモートで毎日交流していましたが,サーバーの電源が落ちてしまい,リモート用のタブレットがずっと使えなくなっていましたので,先週はじめに市教育委員会のICT担当の先生に来ていただき,いろいろと骨を折っていただいた結果,復旧しました。

他にも,学校だよりやいじめ防止基本方針,学校経営案など昨年度のままだったものを更新することもできるようになり,やり方を学んだ教頭先生が行ってくださいました。

ICT関係で,あと1つ気になっていたことがリモートでの他校児童との学習でした。

本校のような少人数の学級(1学年1人の場合は特に)における学習では特にリモートで他児童の考えを知ったり話し合ったりすることが必要だということを感じていました。

そのような時,中津川小学校のブログに,5・6年生が万膳小学校とリモート学習していることが書かれていましたので,早速,今朝,万膳小学校の教頭先生に電話してみました。

すると,「本校も6年生が1人なのでありがたいです。」と快く承諾していただき,放課後に本校6年担任と中津川小の5・6年担任,そして万膳小学校の教頭先生(5・6年担任も兼務されています。)とリモートで話を進めることができました。

具体的なことも話し合われ,毎週の木曜日の午前中に繋ぐということ,5・6年生での繋がりを基に,他の学年にも広げていくことが共通理解されました。私も少しだけ参加していたのですが,3名の先生方の,それぞれの学校の子どものためにという前向きな姿勢が伝わってきてとても嬉しくなったところでした。

まずは今年度,この取組がよりよく発展していくように進めていきたいと思います。

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プール学習日和

朝から6月中旬とは思えない暑さになりました。

養護教諭が昼休み前に暑さ指数(WBGT)を確認しましたところ,32.6℃でした。暑さ指数(WBGT)とは、気温,湿度,幅射熱の3つの要素を取り入れた熱中症の危険度を判断するための指標です。

本校では,WBGT25~28℃が警戒,28~31℃が厳重警戒,31℃~危険として,昼休み等の外遊びなどは中止し,室内で静かに過ごすということで共通理解していますので,今日の昼休みの外遊びは中止ということにしました。

そういうことがあっての5校時の水泳学習でしたので,子どもたちはとても嬉しそうに駆けていきました。大事を取って,教室で水分と塩分を補給してからプールに行かせました。

1・2年生と3・4・6年に分かれて,個々の目標が達成できるように練習しました。1年生は,プール開きの時は小プールを使っていましたが,その日のうちに慣れていましたので今日は最初から大プールで,浮けることを目標に取り組みました。

2年生は,ビート板を使ってラッコ浮きをしていましたが,それを見ていた1年生が,ラッコ浮きに挑戦したところ,2,3秒ですが,担任が手を離しても浮けるようになりました。そのことでやる気スイッチがオンになったのか,プール開きの時には水に少し顔をつけるくらいしかできなかったのが,頭までザブンと入れるようになり,拍手喝采でした。(決定的瞬間が撮れました。この後の写真4枚目をご覧ください。)

3年生以上は,4人でクロールの練習をしました。6年担任に動きで気を付けるところを随時教えてもらいながら,プールの縦25mを泳ぎました。それぞれに得意な種目があるようで,平泳ぎは泳げるけれどクロールが苦手だったり,反対にクロールは泳げるけれど平泳ぎが苦手だったりしていました。

休憩後にプールに入った子どもが「温泉みたい。」「温かいね。」と話していたので,手を入れてみると確かに温かく,水温を確認すると何と31℃でした。

いよいよ夏本番が近付いてきていることを実感することでした。これから約1ヶ月ほどの水泳学習になりますが,事故なく楽しく,そしてそれぞれの目標が達成できる水泳学習になるといいです。

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3・4年研究授業 頑張りました

昨日(18日木)の5校時,3・4年が今年度の本校1回目の研究授業を行いました。

3・4年ともに算数で,3年生は「たし算とひき算」,4年生は「2けたでわるわり算」の単元でした。

3・4年生は,3年生2名,4年生2名の複式学級ですが,そのうちの3名は今年度から本校に転入しましたので,複式の授業形態は今年度からになりますが,この3ヶ月弱の間に学びの基本を身に付けて,自分たちでめあてをたてたり意見交換したりして授業を進める様子が見られました。

また,授業連動型家庭学習(次の日に学習することを家庭で学習してきて,授業の中でそれを活かす)を進めていますので,その日に学ぶことをスムーズに理解することもできていて,落ち着いた中で学習が展開されていきました。

今後の課題としては,4人とも力のある子どもということもあり,その時間に習得することはすでに4人とも理解していたので,それをどのように深めていくかといった点や個別最適な学びにしていくにはどうしていくかということが授業研究の際の焦点として出されました。

また,極小規模校では難しい,多様な意見や考えを聞く,自分の考えを多くの友達に聞いてもらっう,といった場の設定につきましても,リモートによる他校との学びの交流等を積極的に推進していく必要があると思うことでした。

それでも,一人一人の子どもたちが,しっかりと学びに向き合ったり同学年同士で協力し合ったりして頑張っている様子が見られた研究授業でした。

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2025年6月17日 (火)

絵画「持松の児」贈呈式

以前もブログで作品を持参してくださったことを紹介いたしましたが,今日は,ご自分で描かれた吉井展入賞作品「持松の児」を寄贈してくださった池田修さんをお招きし,朝の時間を使って贈呈式を行いました。

式の前に,お話させていただく時間がありましたので,経歴等を聞かせていただきました。池田さんは,昭和25年生まれで,持松小・中学校を卒業された後,加治木高校,宮﨑大学と進学され,県の職員として働かれていたそうです。

働かれていた頃は,仕事が忙しく,趣味をもつようなことはなかったそうですが,退職されたのを機に,家に置いてあった息子さんの油絵道具を基に,公民館講座や県民大学に行かれて油絵を学ばれたそうです。平成25年,友人で,本日も贈呈式にいらっしゃった荒木さんを題材にして,最初にかいた絵が南日本美術展初出品初入選を果たされ,それから落選しながらも続けてこられ,今では7年連続で入賞し,東光会会員になられるほどの腕前になられたとのことでした。

子どもたちにも,「失敗したりうまくいかなかったりすることはあるけれど,そこでくじけずに頑張り続けることが大切です。」と伝えてくださいました。

会の終わりには,6年生が児童代表の言葉として「とても素敵な絵をありがとうございます。私たちが一輪車を頑張っていることがよく伝わってきます。自分で自由に色を決めてかくことが大切だということをこの絵から学びました。」と発表してくれました。

そして,自身で描かれた牛の絵のポストカードを一人1枚ずつくださいました。

いただいた油絵「持松の児」は,一輪車を頑張っている本校の子どもたちにとてもふさわしい絵でしたので,全児童が見守る中,玄関の入口に掲示しました。

掲示すると,今までもずっとそこにあったかのように馴染んでいました。

子どもたちもこの絵を励みにして,これからますます一輪車練習をはじめ,勉強や運動に頑張ることと思います。池田様,素敵な絵をありがとうございました。

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ガールズトークならぬ虫トーク

今朝,いつものように立哨に行くと,登校してきていた子どもたちが集まって興奮していました。

どうしたのか聞くと,小さなコクワガタがいるとのこと。どうやら夜の内に,学校前のお店の自販機の明かりに来ていたようです。とても元気で,よく動きます。

1年生の女の子のお父さんが,小さな容器を持ってきてくださったので,3年生の男の子がそれに葉っぱを入れて,学校に持ってきました。

その後,登校してきた子どもたちも興奮を隠せません。私にどうやって飼えばよいのか聞きながら,一輪車練習も忘れて,コクワガタの住まいづくりに没頭していました。(今日は誰も一輪車練習をしなかったと思います。)

一輪車練習に行く途中の渡り廊下では,2人の女の子が座って話をしてましたので,「ガールズトークだね。」と話しかけると,3年の女の子が夏のキャンプで経験した羽化前の虫の話をしていたのでした…。

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2025年6月16日 (月)

虫への優しさが育っているね

2年生の男の子は,虫が大好きです。持松の豊かな自然の中で,多くの虫を探し,見つけてふれ合っています。

今日は,廊下の電灯(本校の廊下は暗いので,電気を付けていました。)に,オニヤンマ系の黄色と黒色の縞模様が入った大きいトンボが寄ってきていました。

「これは,また喜ぶぞ。」と思い,網で捕まえて虫かごに入れておきました。

休み時間に,早速その男の子に伝えると,しばらく観察した後,虫かごをそのまま持って玄関に行き,かごの上の蓋を開けて,逃がしてあげていました。

「やさしいね。」と伝えると,「校長先生が昨日見せてくれたイシガキチョウが,朝,玄関に入ってきていたので,捕まえて逃がしてあげました。」との返事がありました。

以前は捕まえた虫は,その度毎に家に持って帰っていましたが,近頃は逃がしてあげることが多くなりました。

優しい気持ちが育ってきているようで嬉しくなることでした。

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廊下の棚の模様替え

暑い日が続くようになりました。本校の廊下は湿気で床が水を撒いたようです。

本校に赴任して違和感があった一つは,廊下の棚が開けっぱなしになっていたことです。

当時,いらっしゃった先生に尋ねたら,「湿気がすごいので,戸を閉めるとカビがすごいんです。」と言っていらっしゃったので,雑然としているように見えるけど仕方がないのかなと思っていました。

今年度に入り,安全点検でもカビの件が出されていたことから,使っていない戸をはずしてカーテンを付けたらどうかと考えました。

つっぱり棒を買い,学校主事さんがアイデアを出してテーブルクロスを切って工夫し,カーテン代わりにしてくださいました。

使いやすいようにちゃんとカーテンのように開け閉めができます。色も落ち着いていて,廊下が涼しげになりました。ビフォーアフターをご覧ください。

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プール開きがありました!

   今日は待ちに待ったプール開きの日でした。土曜授業日ということもあり、保護者の方も2名お越しいただき、子どもたちの新しい挑戦を温かく見守ってくださいました。
梅雨の合間の6月14日、朝からやや肌寒い天候でしたが、子どもたちの水泳への期待と熱意は十分に感じられました。プール開きの式では、まず校長先生から水泳学習の意義についてお話をいただき、続いて安全な利用方法について確認を行いました。


 そして一人ひとりの目標発表の時間です。子どもたちは少し緊張しながらも、しっかりとした声で自分の目標を発表してくれました。「平泳ぎができるようになりたいです」「25メートル泳げるようになりたいです」「息継ぎを上手にできるようになりたいです」など、それぞれが具体的で前向きな目標を掲げる姿が印象的でした。高学年の子どもたちは泳法の向上を、低学年の子どもたちは水に慣れることや基本的な動作の習得を目標にしており、一人ひとりの成長段階に応じた目標設定ができていました。


 いよいよ水泳学習のスタートです。まずは全員でだるま浮きに挑戦しました。膝を抱えて丸くなり、水面に浮かぶ練習です。最初は怖がっていた子どもたちも、友達の応援や先生方の優しい声かけで、だんだんとコツを掴んでいきました。
次に、バディシステムを活用した水中じゃんけんを行いました。二人組になって水中に潜り、じゃんけんをする活動です。子どもたちは「せーの」の合図で一斉に水中に潜り、水中でじゃんけんを楽しんでいました。勝負の結果に一喜一憂しながらも、自然と水に慣れ親しんでいく様子が見られました。この活動を通して、水中で目を開けることや息を止めることにも慣れていきます。
 特に印象的だったのは、1年生の女の子の成長でした。最初は小さなプールでワニさん歩きから始めました。手を池の底について四つん這いになり、ワニのように水中を歩く練習です。「ワニさんみたいに歩けるかな」という先生の声かけに、最初は恐る恐るでしたが、だんだんと笑顔が見られるようになりました。友達の応援もあり、最後には自信を持ってワニさん歩きができるようになっていました。


 天候はやや肌寒く、水泳学習日和とは言えなかったかもしれませんが、子どもたちの元気な声がプールサイドに響いていました。保護者の方々も、我が子の頑張る姿を温かく見守ってくださり、時には拍手で応援してくださいました。


 これから夏本番に向けて、子どもたちが掲げた目標の実現に向けて、安全を第一に考えながら充実した水泳学習を展開していきます。一人ひとりのペースに合わせ、水泳の楽しさを感じながら技能を向上させていけるよう、職員一同全力でサポートしてまいります。
今日のプール開きが、子どもたちにとって素晴らしい夏の思い出の第一歩となることを願っています。

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2025年6月14日 (土)

朝の1コマ 中学生も一緒に

今日は土曜授業日でした。

本校の入口には持松小前というバス停があり,学校がある日は,持松2区に住んでいる中学生3名が,このバス停から乗車して牧園中学校に行きます。

ですから,中学校といえども誰が休んだかがすぐ分かります。

平日は午前7時15分頃にバスが来ますのであまり話をする時間はありませんが,土曜日はいつもの路線バスではなくマイクロバスが通常より少し遅く来ることから,バスが来るまでに少し時間があります。

そこで,今朝は,いつもはあまり話を聞くことができない中学校生活についていろいろと(テスト結果や恋バナなども)聞くことができました。

朝,いつも中学生と会うのを楽しみにして早く来る小学生もいますので,今日はみんなで写真を撮りました。

昨年度の卒業生で,もう1人別の場所から乗ってくる中学生も1人いて,いつもはコースが違うので会えないのですが,今日は逆のコースでしたので,バスの中の元気そうな顔を見ることもできました。

小学生の後輩たちも頑張っています。卒業した中学生も,持松で蓄えた力を中学校でも発揮してよりよく成長してくれることを期待しています。

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プロフィール

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。