わあ-大きい!
陸上記録会で本校児童が出場する種目が,他の学校より早く終わりました(6年児童1人の出場でした)ので,少し早めに帰校しましたら,1年生の下校に間に合いました。
すると…手にかなり大きいぬいぐるみ?と箱を積み重ねた動物?の2つの造形物を手にしていました。
特にぬいぐるみ?の方は,1年生と比べると,顔よりも大きいです。
どうしたのか担任に聞いてみると,図工の題材「くしゃくしゃ ぎゅっ」でつくったとのこと。
型紙等で使うハトロン紙という特別な紙があるのですが,それを準備して袋にし,子どもたちに使わせたところ,袋の中に顔を突っ込んだり中に入ったりして目を輝かせてつくっていったそうです。これだけ大きい袋を使うのは,子どもたちも初めてだったことでしょう。
楽しい制作過程の様子が目に浮かびます。
造形活動の授業がうまくいくかどうかは,いかに子どもが興味をひく材料が準備できるかが大きなウエイトを占めるように感じます。それが分かっているからこそのかなり大きいハトロン紙の担任の準備に「さすが。」と思うことでした。
もう一つの箱を重ねた動物?は,算数科「かたち」の学習で,つくらせたそうです。(いろいろな大きさの箱を使って高く積み上げるという学習からの発展)操作活動を通して実際に体験したことは,子どもの頭と心にしっかりと残ります。このような体験を思い切りさせられるのも,少人数学級だからできることですね。
さて,下校時の話に戻ります。帰りの荷物が大変そうな1年生に,「校長先生が持とうか。」と言ったところ,「いいです。」と言って離しませんでした。「では,上履きを持とうか。」と言ってみると,素直に肩から上履き入れをおろし,そちらの方は渡してくれました。
自分のつくった作品に愛着がある証拠です。2つともしっかりと自分で持って帰った1年生でした。(家に帰ってからの置き場に,保護者の方が苦労しなければいいけどなあ…とも思いながら,見送る私でした。)
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