箏の音に心を寄せて~日本の伝統音楽に親しむ時間~
2・3時間目、音楽室で箏の授業を行いました。講師としてお迎えしたのは、かけはしサポーターとして日頃から本校の教育活動を支えてくださっている先生です。授業のはじめには、箏のつくりや音の出る仕組み、演奏するときの姿勢や爪の付け方について、実物を使いながら丁寧な説明がありました。子どもたちは間近で見る箏に目を向け、弦の一本一本や柱の位置を確認しながら、静かに話を聞いていました。
その後、実際の演奏に挑戦しました。今回は「さくらさくら」を題材に、音を確かめながら一音一音ていねいに弾いていきます。最初は緊張した様子も見られましたが、先生に教えてもらいながら繰り返すうちに、音がそろい、少しずつ曲らくなってきました。友達の音に耳を傾け、呼吸を合わせようとする姿から、音楽を通して他と関わるよさも感じられました。
子どもだけでなく、先生方も挑戦しました。音楽が得意な6年担任の先生はさすがに安定した演奏で、子どもたちも感心した様子で見つめていました。一方、3・4年担任の先生は、思うように音が出ず苦戦しながらも、楽しそうに箏に向き合っており、その姿に子どもたちから自然と笑顔が広がっていました。大人が挑戦する姿を見せることも、子どもたちにとって大切な学びの一つだと感じました。
演奏後には感想発表を行いました。「最初は難しかったけれど、だんだん音が合ってきてよかった。(3年男子)」「初めてだったので難しかった。(1年女子)」「最後まで全部弾けて良かった。(3年女子)」「初めてだったけれど、弦のことが分かって良かった。(2年男子)」といった声に加え、「初めて箏を触ったけれど、思ったより難しくなかったのでみんなでまた弾いてみたい。(4年女子)」など、それぞれが学んだことや感じたことを自分の言葉で伝えていました。日本の伝統音楽に触れ、音を大切にしながら過ごす、貴重な時間になりました。最後に6年生がみんなを代表して「私たちのために一生懸命教えてくださってありがとうございました。」と感謝の言葉を発表してくれました。
講師として丁寧にご指導くださった先生に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。





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