2025年10月24日 (金)

粘土でつくる12歳の私

今日は6年担任がお休みでしたので,1~4校時の図工の授業を行いました。

1月にあります鹿児島県美育協会の「鹿児島県児童生徒 ゆめ 立体・彫刻展」の作品づくりをしました。

題名については,事前に決めてもらっていた「12歳のわたし」です。

4時間ありましたが,すごい集中力で,おしゃべりすることもなく4校時まで黙々と粘土に向かい合っていました。

粘土は多めに準備していたのですが,土台が大きすぎてたりなくなってしまいました。

慌てて注文したところ,来週の半ばには届くそうですので,肉付けはその時にしていくことで話をしました。

6年生の女の子とは最後の図工の作品づくりになります。大人になったときに,この作品を見て,「12歳の頃は…。」と思い出に浸れるような作品に仕上がるように進めていきたいと思います。

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5校時はオペレッタの練習

5校時は,全児童が体育館に集まって,市音楽のつどいと学習発表会で発表するオペレッタの練習をしました。

前に詳しくお伝えいたしました持松小伝統の「臼崎のトッコ石」です。

配役も決まったようで,この時間はその配役に沿って練習をしていました。

登場人物と担当する児童を紹介します。神様(6年女子),神の使い(3年男子),村人(4年女子),霧島山(4年男子,1年女子),桜島山(3年女子,2年男子)です。

この配役を見ると,1人で行うところに経験している児童が入っているようです。

2人のところはグループを組んで,そこに経験している児童が入って教えていました。

まだ練習時間はそこまでないはずですが,子どもたちもある程度覚えている様子が見て取れました。

本番は11月7日(金)です。これから2週間の練習で,台詞や振り付けをしっかりと覚えてくると,よりオペレッタらしくなってくるかと思います。楽しみにしていてください。

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2025年10月23日 (木)

もちまつサミットでよい姿勢の確認

3校時,もちまつサミットでした。

もちまつサミットとは,児童会での話し合い活動の時間です。

全児童7人ですので,1年生から参加します。今日の司会・記録は4年生2人,黒板書記は3年生の男の子が担当しました。

今日の議題は「読書週間に取り組むこと」でした。

出された4つの取組は,①読書パズルをつくる ②本の中から紙が出たら,しおりかおまけ券がもらえる ③おすすめの読書の木をつくる ④本を何冊か読んだら折り紙作品がもらえる

でした。その後,それぞれの取組がよい理由を伝えたり賛成意見を発表したりしました。

多数決の結果,決まったのは②と③でした。

担当の先生から「決まったことに対して誰が何をしていくのか,いつまでにするのかなど,その後の役割まで決められるとよかったですね。」との話がありました。

子どもたちは,最初の頃に比べるとだいぶ進んで発表したり意見を伝えたりできるようになってきていました。

もちまつサミット中に,子どもたちの姿勢も見てみましたが,6年生を見習って,背もたれに背中を付けない姿勢が4人もできるようになっていました。正しい姿勢が通常からできている証拠です。

「座っている様子の写真を撮ったから,帰ってからブログを見て,自分はよい姿勢ができているかできていないか確認してね。」と子どもたちに伝えることでした。

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地震・火災避難訓練を実施しました!

10月22日(火)、地震と火災を想定した避難訓練を実施しました。まず教室で地震発生の放送が流れると、子どもたちはすぐに机の下にもぐり、頭を守る姿勢をとりました。落ち着いて静かに行動することができ、「落ちてこない」「倒れてこない」「動かない」場所を自分で見つけて避難する力が身についてきています。

その後は火災の想定に切り替え、ハンカチで口と鼻をおおいながら体育館へ避難しました。どの子も真剣な表情で、先生の指示をしっかり聞きながら整然と行動することができました。避難後には消防署の方から「火事のときは煙をすわないように、できるだけ低い姿勢で逃げること」「日ごろから危険な場所やものに気をつけて生活すること」など、命を守るための大切な話をしていただきました。

また、講話の中では「自助・共助」の考え方についても学びました。「自分の身は自分で守る」という意識に加え、まわりの友達や地域の人を思いやる気持ちが大切であることを改めて感じる時間になりました。

持松小学校では、こうした訓練を通して「いざというときに落ち着いて行動できる子ども」を育てていきます。ご家庭でも、火の始末や避難経路などについて話し合ってみてください。

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2025年10月22日 (水)

「体力アップ!チャレンジかごしま」へ向けて 〜一輪車練習、続ける力〜

運動会が終わっても、子どもたちの挑戦は止まりません。持松小では、鹿児島県が進める「体力アップ!チャレンジかごしま」の取組の一つとして、一輪車リレー「一輪車でGO!」に向けた朝の練習を続けています。体育館には人数分のコーンが並び、スタートの合図とともに真剣なまなざしでペダルをこぎ出します。途中でバランスを崩しても、仲間の「がんばれ!」という声援に励まされ、すぐに立て直す姿が見られます。

「体力アップ!チャレンジかごしま」は、子どもたちが仲間と協力しながら楽しく体を動かすことを通して、体力の向上とともに、豊かな人間関係や社会性を育むことを目的とした県全体の取組です。
本校では、「一輪車でGO!」への挑戦を通して学年を超えた協力や助け合いの心を育てながら、県の目標である「運動の習慣化」「挑戦する意欲の育成」を意識して取り組んでいます。最近は、毎回の練習でストップウォッチを使い、タイムを計測して記録の更新を意識させるようにしています。子どもたちは自分たちの成長を数値で実感し、「昨日より速く!」という気持ちをもって前向きに挑戦しています。

朝の体育館に響くペダルの音と笑顔の輪。その中には、努力を続ける力、仲間と励まし合う温かさがあふれています。これからも、楽しみながら体力を高め、自分の限界に挑戦する子供たちの姿を応援していきます。

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2025年10月21日 (火)

ふるさと霧島カルタの練習でのちょっとした出来事

朝活動は児童集会でした。

音楽室に全児童が集まって,一斉にカルタ取りをしました。

本校は,昨年度,1月に行われたふるさと霧島カルタ選手権の団体の部で,何と優勝しているのです。

昨年は6年生が4人いましたが,今年は上から6年1人,4年2人,3年2人,2年1人,1年1人という学年構成です。初めて挑戦する児童が多いことから,連覇は難しい…と思っていましたが,見ていると,どの子も取るのが速い!

特に3・4年生がやる気もみなぎり,素早く取る姿がありました。

今回は,6年生が読み手になっていましたが,何と読み札も見ずに,並んでいる絵だけを見て読んでいたので,驚くことでした。さすがです。

取る絵札も少なくなっていく中で,1年生が1枚も取れずにいたところ,様子を見ていた養護の先生が,最後の1枚になった時,さっと1年生の目の前に絵札を置かれました。「さっと取るんだよ。」の先生の声かけに,1年生も反応して手を出しましたが,残念ながら取られてしまいました。

すると,養護の先生がその絵札を1年生に渡してあげていました。取られた子どもも,特に何かをいうわけでもありませんでした。このようなちょっとした日常の出来事から,相手に対してのやさしさを学んでいく本校の子どもたちです。

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2025年10月20日 (月)

次は学習発表会,市音楽のつどい

4校時,職員室で検食を取っていると,天井から「ドンドン。」と,足を踏みならす音が聞こえました。今年も始まったようです。早速,音楽室に行ってみると,「臼崎のトッコ石」の練習が始まっていました。

「臼崎のトッコ石」は,2009年(平成21年)から本校に脈々と続いている創作オペレッタです。演じるようになったきっかけは,本校で開かれたソプラノ歌手のミニコンサートだったそうです。

コンサートを聴いて「あんな風に歌いたい。」と願う子どもたちの希望を叶えたいと,学校側が,みやまコンセール(霧島国際音楽ホール)に相談したところ,当時,ホールに勤めていた鹿児島オペラ協会員の瀬戸口浩さんが,持松に伝わる民話を活かして歌劇を創作してくださったと,当時の新聞に書いてありました。

持松に伝わる民話とは,持松地区の臼崎にある大きなトッコ石(トッコというのはふくろうという意味があり,石がふくろうのような形をしているのでトッコ石と名付けられたようです。)にまつわる話です。霧島山と桜島が,どちらが力持ちかでけんかをし,大きな石を投げ合って村人に迷惑をかけた。その投げ合った石の一つがトッコ石だったというものです。

本ブログの最初にある「ドンドン。」という足を踏みならす音は,霧島山と桜島がけんかをしている時の様子を子どもたちが表現する中で出てきます。

運動会では,全児童7名の内5名が初めての一輪車演技でしたが,このオペレッタも本校の学習発表会で16年間披露し続けている中,5名が初めての挑戦になり,また,今年は3年に1回の霧島市音楽のつどいにもこのオペレッタで出場します。

初めてのことが多いですが,一輪車演技も見事にやり遂げた子どもたちですので,今回もしっかり頑張ってくれるものと期待しています。なお,学習発表会は,11月7日(金)午後2時5分~午後3時5分 本校体育館で実施します。

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2025年10月16日 (木)

わあ-大きい!

陸上記録会で本校児童が出場する種目が,他の学校より早く終わりました(6年児童1人の出場でした)ので,少し早めに帰校しましたら,1年生の下校に間に合いました。

すると…手にかなり大きいぬいぐるみ?と箱を積み重ねた動物?の2つの造形物を手にしていました。

特にぬいぐるみ?の方は,1年生と比べると,顔よりも大きいです。

どうしたのか担任に聞いてみると,図工の題材「くしゃくしゃ ぎゅっ」でつくったとのこと。

型紙等で使うハトロン紙という特別な紙があるのですが,それを準備して袋にし,子どもたちに使わせたところ,袋の中に顔を突っ込んだり中に入ったりして目を輝かせてつくっていったそうです。これだけ大きい袋を使うのは,子どもたちも初めてだったことでしょう。

楽しい制作過程の様子が目に浮かびます。

造形活動の授業がうまくいくかどうかは,いかに子どもが興味をひく材料が準備できるかが大きなウエイトを占めるように感じます。それが分かっているからこそのかなり大きいハトロン紙の担任の準備に「さすが。」と思うことでした。

もう一つの箱を重ねた動物?は,算数科「かたち」の学習で,つくらせたそうです。(いろいろな大きさの箱を使って高く積み上げるという学習からの発展)操作活動を通して実際に体験したことは,子どもの頭と心にしっかりと残ります。このような体験を思い切りさせられるのも,少人数学級だからできることですね。

さて,下校時の話に戻ります。帰りの荷物が大変そうな1年生に,「校長先生が持とうか。」と言ったところ,「いいです。」と言って離しませんでした。「では,上履きを持とうか。」と言ってみると,素直に肩から上履き入れをおろし,そちらの方は渡してくれました。

自分のつくった作品に愛着がある証拠です。2つともしっかりと自分で持って帰った1年生でした。(家に帰ってからの置き場に,保護者の方が苦労しなければいいけどなあ…とも思いながら,見送る私でした。)

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陸上記録会,頑張りました。

今日は市の陸上記録会がありました。

5・6年生が出場しますが,本校には5年生がいませんので6年生1人のみの出場でした。

出場種目は,1種目+リレーで,最大2種目出場できます。

本校児童は,60mハードル走への出場でした。また,中津川小から声をかけていただいて,リレーにも,中津川・持松チームとして出場することができました。

ハードル走の開始時刻は午前11時20分から,リレーは,午後1時20分からと,開会式から随分間がありましたので,それまでは中津川小や牧園地区の小学校を応援しました。

競技が進み,いよいよハードル走の順番がきました。少し緊張もあるような,でもとてもよい表情でスタートラインに立ちました。「よーい。」「バン!」ピストルの音が鳴りました。

一斉に駆け出しました。よいスタートが切れ,ハードルもリズミカルに越えていきました。

「頑張れ~。」応援するこちらも力が入りました。2位と割と差がある,組の1位でした。

すばらしい!入賞も期待しましたが,他の組に速い子どもが多かったようで,そちらの方はあと少し届きませんでした。

昼食をはさんで,オープン参加のリレーがありました。本校の6年児童は第2走者でしたので,近い場所に移動しました。

声をかけると,素敵な笑顔を見せてくれましたが,すぐに真剣な顔になりました。いい表情です。

スタートしました。第1走者からのバトンパスもうまくいき,そのまま第3走者,第4走者にスムーズにつながりました。

男女・学年混合のオープン参加のリレーではありましたが,8チーム中1位でした。リレーのメンバーにしてくださった中津川小に感謝することでした。

日曜日の運動会に引き続いてすぐに陸上記録会でしたので,帰りのバスの中ではぐったりしていたそうです。

明日が運動会の振替休日ですので,週末と合わせたこの3日間,ゆっくり心と体を休めて,また月曜日には元気な顔で登校してほしいと思います。

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2025年10月15日 (水)

1・2年生の算数科の授業の様子です!

今日は、1・2年生の教室で算数科の学習を参観しました。少人数ならではの落ち着いた雰囲気の中で、一人一人が自分のペースで学びに向かっていました。

2年生の算数の時間では、「8×6」のかけ算の意味を考える学習でした。黒板にはブロックの図や式が整理され、児童はそれを見ながら「8が6こある」「6が8こある」と言葉で説明し、繰り返しのたし算との関係を確かめていました。

教師は、児童の考えを丁寧に受け止めながら、「同じ数をくり返したすとは、どういうことかな」と問い返し、思考を深める支援をしていました。児童が自分の考えを自信をもって発表できるよう促す姿勢に、温かさと専門性が感じられました。

1年生の算数科では、「かたちあそび」の学習が行われていました。児童は、身の回りから集めた箱をたくさん使って、自由に積み上げたり、組み合わせたりしながら活動していました。倒れてもあきらめず、どの形が安定するかを考えながら、何度も挑戦する姿が見られました。

積み上げた作品が高くなると、自然と笑顔がこぼれ、学びの楽しさを全身で感じているようでした。教師は、児童の気付きや発見を優しく言葉にして広げ、活動の中で「形の特徴」に自然と気付かせていました。体験を通して考え、感じ、学ぶ姿が印象的で、主体的・対話的な学びの姿がそこにありました。

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。