2025年11月14日 (金)

小さな学校の 大きな還暦祝い

11月14日は校長先生の60歳のお誕生日でした。当日は出張で学校におられなかったため、前日の13日、職員室で一足早い還暦のお祝いをしました。昼休みが過ぎ、職員室が少し落ち着いたころ、先生方がそっと準備していたシュークリームが机に並び、自然と温かい雰囲気に包まれていきました。

「校長先生、こちらへどうぞ。」と声がかかると、校長先生は不思議そうに席に着かれ、周囲から拍手がわき起こりました。まずはシュークリームをいただきながら、普段の忙しさを忘れて笑顔が何度もこぼれる穏やかな時間になりました。

続いて職員からのプレゼントをお渡ししました。深いエンジ色の特製ポロシャツで、背中には校長先生のお名前にちなんだ「104110(とよひと)」の数字と、大きな背番号「60」。前面にはサッカー好きの校長先生に合わせて「MOCHIMATSU FC」の文字が入れてあり、袋を開けられた瞬間に「いや、恥ずかしい。」と笑顔を見せ、職員室の空気がふっと明るくなりました。

さらに、同じ数字をあしらった特製マグカップもお渡ししました。「還暦」と「104110」の文字が入った記念の品で、校長先生は静かに、しかしとても嬉しそうに何度も頷かれていました。お土産としてケーキも添えましたが、校長先生は「とりあえず持って帰ります。」と笑顔で受け取られ、そっと机の横に置かれました。

お祝いの最後には、校長先生から「今日は本当にありがとうございました。皆さんから祝っていただき、こんなに嬉しいことはありません。60歳という節目を迎えますが、これからも皆さんと一緒に、力を合わせて頑張っていきたいと思っています。日頃から学校を支えてくださる先生方に、あらためて感謝しています。今後とも至らない点があるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。」という丁寧なお礼の言葉が述べられ、職員室は温かい拍手に包まれました。

校長先生の日頃の姿を見ていると、この温かい雰囲気の理由がよく分かります。下校時刻は学年によって異なりますが、それぞれの学年の子どもたちは帰りの会が終わると、ランドセルを背負ったまま自然と校長室へ向かいます。廊下をとことこ歩いてくる子、少し早足でやってくる子、それぞれのペースで姿を見せ、校長室前にはいつの間にか小さな列ができあがります。順番を待ちながらそわそわと体を揺らしている姿は、とても微笑ましい光景です。

そこで始まるのが、校長先生と一人一人との“真剣勝負”です。校長先生は相手の目をしっかり見て「よし、勝つぞ。」と構え、子どもも負けじと本気の表情で手を出します。勝負がつくと、校長先生が勝てば大喜びし、負ければ全力で悔しがる。その大人げない(笑)反応が子どもたちにはたまらず、周囲から笑い声が弾けます。

勝負が一通り終わると、校長先生はその日の勝った回数や負けた回数をふと気にされ、「今日はどうだったかな……?」と周りの子どもたちに問いかけます。すると子どもたちが自然に、「先生、今日勝ち越してるよ!」「あと1回勝ったら五分だよ!」と声をあげ、7人全員が一緒になって盛り上がります。短い時間ですが、子どもたちにとっては一日の大きな楽しみであり、校長先生にとっても子どもたちから元気をもらえる大切なひとときです。校長室前にいつも笑い声が響いているのは、こうした温かいふれ合いが毎日繰り返されているからです。

校長先生の学校への思いは、今年話題になった体育館のペンキ塗りにも強く表れていました。長年の風雨で色あせていた体育館正面の文字を見て、「子どもたちが毎日見る場所だからこそ、きれいにしたい」と自ら筆を取られました。休日や放課後を使って作業は丁寧に進められ、特に「持松小学校体育館」の白い文字は細かな下処理から始まり、小さな刷毛を使って輪郭を何度も重ね塗りする、まるで職人のような仕上げでした。

炎天下の日もあり、汗が流れ落ちるほどの作業でしたが、校長先生は休むことなく筆を進め続けました。地域の方が通りかかると、「あんなに細かい作業、大変だったでしょうね」と驚かれるほどでした。完成した正面の白い文字はまぶしいほど鮮やかで、登校してきた子どもたちは「うわー、きれい!」と目を輝かせていました。学校全体が明るくなったように感じられる仕上がりでした。

また、持松小学校が取り組んできた絵の指導は、子どもたちの大きな成果へとつながりました。構図や色、表現方法を丁寧に積み重ねてきたことで、子どもたちは絵を描くことが大好きになりました。今年、県図画作品展では6年生の女の子が最高賞の県知事賞、4年生の男の子が市長会会長賞を受賞しました。小規模校で複数学年から最高賞が生まれたことは、子どもたちの力はもちろん、日頃の取組の成果でもあります。

さらに、霧島美術大賞展では1年生の女の子が最高賞「きりしま大賞」を受賞し、加えてこの1年生を含む5名が特別賞に選ばれました。子どもたちの作品のレベルの高さが地域でも話題となり、学校全体に喜びが広がりました。

こうして振り返ると、今回の還暦祝いは単に誕生日を祝う場ではなく、職員全員が自然と笑顔になり、日頃の感謝の気持ちをあらためて伝え合う温かい時間になったように感じます。校長先生のこれまでの歩みや、日々子どもたちのために心をくだいておられる姿を思うと、胸の奥がじんわりと温かくなるものがありました。

持松小学校の7人の子どもたちが安心して学校生活を送れているのは、校長先生の温かいまなざしと、ひとつひとつの行動に込められた思いが学校全体をそっと支えているからだと思います。子どもたちが素直に笑い合い、伸び伸びと学ぶ姿の背景には、いつも校長先生の静かな努力があります。

職員だけでなく、地域の皆さんも校長先生の日頃の姿勢をよくご存じです。体育館のペンキ塗りに汗を流す後ろ姿、行事の準備に奔走する姿、誰に対しても気さくに声をかける姿。そのすべてが、持松小学校という小さな学校を大きく支えています。

校長先生、あらためて還暦おめでとうございます。これからも健康に気を付けながら、持松小学校の未来を、そして子どもたち一人一人の成長を見守り続けていただければと思います。7人の子どもたち、職員、そして地域の皆さん——みんなが校長先生の背中をまっすぐに応援しています。私たち職員もまた、力を合わせ、これからの学校を一緒につくっていきたいと心から思っています。

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2025年11月13日 (木)

1校時の学びの様子

久し振りに通常の授業の様子をブログに上げようと,1校時に各教室を参観しました。

1年生は,算数の繰り下がりのひき算の練習問題に取り組んでいました。まだ間違いが見られましたので,担任の先生が横について説明されていました。数字だけで計算するのは1年生にはまだ難しいですね。担任の先生が「ブロックで確認しようか。」と言われて,ブロックで確かめに入りました。

2年生は,8の段の九九のかけざんでした。先日の研究授業の反省から,3つの気付きを提示し,どの方法でもできるか試せるように工夫されていました。また,中津川小の1・2年教室と常にリモートでつながれていることから,その場でどこでどのようにリモートを使うかのやり取りをされていて,同じ教室で2人の先生がいらっしゃるようでした。

3・4年生は,国語でした。3年生はことわざの中の故事成語についての学習,4年生は慣用句についての学習で,どちらも国語辞典を使って意味を調べる学習でした。3年生が最初に調べた矛盾は,「矛(ほこ)」と「盾(たて)」という漢字があてがわれています。なぜ矛と盾で「つじつまがあわない」という意味になるのか,その由来まで調べていくと,「なるほどなあ。」と意味まで分かり,楽しい学習になっていきそうでした。

4年生の女の子に,心が躍るという慣用句を使って「お父さんが,イチゴの美味しいお店に連れて行ってくれると言ったので,心が躍りました。」と言ったら,くすっと笑われました。

6年生は,道徳でした。「青の洞門」という教材でした。人を殺めて僧侶になった禅海という和尚さんが,自分の罪を悔い改められる場所を探して諸国を旅している中で,人が次々に命を落とす危険な難所をどうにかしようと,ノミと鎚だけで掘り進め,30年余りかけて岩を掘り,安全な道を完成させるという実際にあった話が基になっていました。

担任の先生が,「動画を見てみようか。」と言われると,6年生がパッとタブレットをだし,青洞門の実際の動画を見始めました。こんなところを掘り進めたのだということが分かることで,共感もできます。大分県の中津市に今も実際にあります。私も行ってみたいと思うことでした。

どの学級も,どの子どもも落ち着いた学習態度で学びが進んでいました。

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2025年11月12日 (水)

ふれあい緑化活動 ~保護者・地域の方とともに~

2,3校時はふれあい緑化活動でした。

子どもたち7名,地域・保護者8名,職員7名の22名で作業を行いました。

耕された学級園や教材園に畝をつくり,マルチをかけました。地域の方が畝づくりのベテランですので,そちらの方を主にしていただきました。その後,円柱の棒で土をならしたりマルチをかけたりするのは,子どもたちや職員・保護者で行いました。

それが終わると,次に土づくりです。子どもたちがふるいに土を入れ,石や大きい土の固まり,草などを取っていきました。最初はスコップで入れていた1・2年生も大人用のスコップが使いたかったのか,渡された途端,スコップいっぱいに土を盛り,途中こぼしながらもふるいに入れていました。

昨日と同じ曇り空でしたが,最後まで雨も降らずに作業を終えることができました。

これから学校主事さんが,大事に育てている苗を植えていきます。子どもたちが,それぞれ進級・卒業する頃には,きれいな花を咲かせられるように,世話をしながら生長を見守っていきましょう。

ご協力いただきました保護者及び地域の皆様,ありがとうございました。

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2025年11月11日 (火)

楽しかったよ 中津川小との社会科見学

午後2時40分。予定より少し早い時間に,子どもたちが社会科見学から帰ってきました。

少し疲れた表情を見せるのかなと思っていましたが,いつもより元気なくらいでした。

校長室に帰りの挨拶とじゃんけんをしに来てくれるのが恒例なのですが,その際,2年生の男の子が,帰りに私の名前を数字に変え,1字1字を手を使いながら挨拶してくれます。

それを多くの子どもたちが真似してやってくれるほどの明るさでした。

「楽しかった?」「何が楽しかったの?」と一人一人に聞いていくと,アクセサリーづくりやアスレチック,中津川小の友達と行動できたことが挙がりました。

6年生は,「縄文時代の家に入ったけど,真っ暗でした。絵では見たけど,昔はこんな家に住んでいたのが,実際に家に入ることで分かったのでよかったです。」という最上級生らしい感想を言ってくれました。私は学校居残り組でしたので,ここでは詳しく書けません。先生方が撮ってきてくださった写真をアップしておきますので,写真を基に,それぞれのご家庭でおみやげ話が弾むといいです。

普段,リモートでつながっている中津川小学校の友達と会えて,一緒に学べたことも社会科見学の大きな意義だったと思います。

一番の心配は,天気でしたが,ぱらっとしたくらいだったそうなのでよかったです。よい学びになりました。

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中津川小の子どもたちと楽しい社会科見学に出発

今日は,中津川小学校との合同社会科見学の日でした。

子どもたちは,リュックサックを背負い,嬉しそうに登校して来ました。

中津川小学校とは,リモートで一緒に学習したり校外行事の時は今日のように一緒に出かけたりしますので,子どもたち同士も互いに相手のことがよく分かっています。

行き先は,スーパーマーケット,上野原縄文の森です。

スーパーマーケットでは,買い物学習としてお菓子も買う予定ですので,子どもたちにとっては,それも楽しみなのかなと思いますが,一番の楽しみは,お母さんがつくってくださったお弁当でしょうね。

出発するときは,雨が少しぱらっとしてきていましたが,何とか曇りのままで,予定していた活動が楽しくできることを願っています。

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2025年11月10日 (月)

1・2年生の研究授業

5校時は,霧島市教育委員会指導主事の先生を講師としてお招きし,1・2年算数科の研究授業を行いました。

1年生はひき算(2)の第2時で,一の位同士で引けないときは,10のまとまりから先に引き,後でたして答えを求めるという繰り下がりのあるひき算,2年生は7の段の九九ですが,7+7+…や7の段を2の段と5の段などの九九を活用して答えを導き出すかけ算の仕組みの学習でした。

2年生は,中津川小とリモートでつないで,考えを出し合ったり発表し合ったりしました。

1年生は,答え合わせの場面だけリモートでつなぎ,中津川小の1年生と答え合わせをしました。

授業が終わった後は,職員で授業研究を行い,よりよい学びになるにはどうしたらよいか考えを深めることでした。

講師の先生からは,学習のしつけがよくできていることを評価していただくとともに,1人でもできる対話的な学びや子ども自身が「なぜ学ぶのか」が分かる発問や問いかけが大切であることなど,今後の参考になるご指導をいただきました。

今年度,講師を招いて行う研究授業は今回で最後になりますが,教えていただいたことを基にして,今後更に研究を進めていきます。

リモートで本校の研究授業に協力いただきました中津川小学校とは,今後とも連携しながら研究を深めていければと思います。

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2025年11月 8日 (土)

卒業生との朝の交流

今日は土曜授業の日でした。中学校も同じく土曜授業の日でした。

学校の前に停留所があり,昨年度の卒業生3名は,そこから乗車して中学校に向かいます。

平常時は,午前7時15分頃に出発するバスですが,土曜日は運行ダイヤが変更されますので,いつもより20分くらい遅く来ます。

小学生はいつも通りに早く来ますので,今朝はゆっくりと中学生とふれ合うことができました。

1人の卒業生は,生徒会の文化部副部長に選ばれたことを,わざわざ賞状を持ってきて教えてくれました。その部の部長さんが部員の中から選び,先生が承認して決まるということでした。

「これまでのしっかりとした活動が認められての選出だね。」と,該当の生徒には伝えることでした。

昨日,中学校の校長先生も来校された際,話をする中で選ばれたことを教えてくださっていました。

あともう少しでバスが来るという時間に全児童が揃いましたので,みんな集まって写真を撮ることもできました。

小学生のみんなも,久し振りに卒業生と話をすることができて嬉しかったことと思います。小学生にとって憧れの先輩になれるように,これからも頑張ってくださいね。

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2025年11月 7日 (金)

午後からは学習発表会

みやまコンセールから帰ってきまして,給食を取った後,午後からは学習発表会でした。

1年生の「はじめの言葉」からでした。長い文章を原稿を見ずに,しっかりと言えました。入学式を思い出すと,この半年のすばらしい成長を感じることでした。

2番は合奏でした。ピアニカやリコーダー,マラカスなど,学年に応じた楽器を使って,音楽の時間に学習したことを披露しました。手拍子を使い,リズムと音楽とMIXさせるといった新しい取組もありました。

3番はカップスでした。以前にブロクでも紹介したかと思いますが,プラカップを使い,音楽に合わせてリズミカルに音を出していました。子どもによってはミスがありましたが,その後,落ち着いて対応できていたのでよかったです。仲良し音楽で,音楽担当の先生が紹介したことが始まりで,子どもが楽しくリズムを身に付けることができ,よい取組だなと思うことでした。

4番は合唱でした。「世界がひとつになるまで」を歌いました。振り付けも入ったり途中から二部合唱になったりする工夫がありました。7人とは思えない元気な歌声を聴いていただくことができたかと思います。

5番は,午前中にみやまコンセールでも披露したオペレッタ「臼崎のトッコ石」でした。午前中に大きい会場で同じ演目を行っているので,みんなが自信をもって演じているのがよく伝わってきました。

最後は,恒例になっている6年生の英語での「おわりのことば」でした。1人しかいない6年生ですが,堂々と淀みなく英語で話す姿はとても頼もしかったです。本校の最上級生として,多くの大舞台を踏んできたことがよい経験となっていることを感じたところでした。

今回の学習発表会の運営につきましては,今回,歌や合奏が増えましたが,昨年度までありました各学級による出し物がなかったことから,時間が随分余ってしまい,途中に長い休憩時間を取らざる得なかった面がありました。来年度の学習発表会におきましては,今回,参観された皆様に書いていただいたアンケートを基に振り返りを行いながら,さらによりよい発表会にできるように進めていきたいと思うことでした。

ご参観いただきました皆様,本日は誠にありがとうございました。トッコ石の衣装とも,しばらくお別れです。来年は,誰がどの衣装を着ているのでしょうか。

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市音楽のつどい 頑張りました

ブログで紹介していましたが,今日は午前中が市の音楽のつどい,午後からは学校に戻っての学習発表会でした。

市の音楽のつどいは,みやまコンセール(霧島国際音楽ホール)で行われますので,市の教育委員会が出してくださったバスで会場に行きました。子どもたちは早々に準備が終わっていましたので,予定より少し早めに出発したところ,一番早く会場に着いたそうです。

みやまコンセールは,プロの演奏家が使っている音響効果にとても秀でた会場です。新しく設置された巨大なパイプオルガンが,荘厳な雰囲気を醸し出し,子どもたちの緊張感を高めていました。

しかも,本校児童の出番はプログラム1番でしたので,出番を待つ子どもたちに,「緊張している人。」と聞いたところ1年生と3年生男子,そして4年生男子の3人が手を挙げました。

開会式が終わり,いよいよ始まりました。予行の時と同じように,少し動作を忘れていたのかなというところはありましたが,大きく間違えるところもなく,大きな振りと元気のよさで,とても初めて演じた子どもが5人もいるとは思えない演技でした。

会場の観客も固唾をのんで見守っていて,終わった後,大きな拍手をいただきました。

帰り際に,別の学校の校長先生から「とても素晴らしい演技だったね。とても7人で演じたとは思えない迫力だったよ。」と声をかけてもらっていました。

伝統であるオペレッタ「持松のトッコ石」が素敵な7人に引き継がれたことを感じ,嬉しい気持ちになることでした。ご参観いただきました保護者の皆様にもお礼申し上げます。ありがとうございました。

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2025年11月 6日 (木)

毎日の積み重ねが健康な体をつくる

青空が広がり,風もなく,穏やかなとても過ごしやすい一日です。

登校した子どもたちから順に,体育服に着替えて校庭に出ていき,走り出します。

一輪車練習前の朝のかけ足です。私が見ているときは,午前7時40分くらいと早い時刻だったため,4人の子どもが走っていました。

校門入口近くの生け垣を刈っていたので,その様子がよく分かりました。

自分のペースで黙々と走っています。中には疲れたのか途中で歩き出し,そこからまたスピードを出して走り始める子どももいます。

「できるだけ同じスピードで走るよ。息は2回吸って2回吐く。スースーハーハー。スースーハーハー。」と伝えます。

昨日,今年度から特認児童として通学している3年生の女の子のお母さんと,話をする機会がありました。

「持松小で学校生活を送るようになってから,風邪をひいたり体調がすぐれなかったりして休むことが本当になくなって喜んでいます。」

「そうなんですか?4月からこれまで,1日も休まずに登校してくれているので,いつも元気な子どもさんかと思っていました。数日前まで半袖を着てましたし。」と私。

「そんなことないんです。わりとすぐに風邪をひいたり発熱したりして休んでいました。持松小に来て,体力が付いてきているのを感じます。」

とても嬉しい気持ちになりました。

本人の努力の賜物です。毎日しっかりと体力づくりをしているからこそ健康な体がつくられます。

そういえば,運動会の作文に,4年生の女の子が,「以前走った時に負けていた子と走ったけど,勝つことができて嬉しかった。」と書いてありました。

毎日こつこつと積み重ねてきたことは,しっかりと力になって蓄えられるものです。本校のキャッチフレーズ「努力貯金で3つの花を咲かせよう!」とも重なります。

持久走大会も近いです。これからますます寒くなりますが,自分に負けずに頑張っていきましょうね。

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プロフィール

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。