2025年12月24日 (水)

2学期 終業式

2学期も無事に今日で終了です。

1校時は終業式でした。

最初に表彰式を行いました。地区図画作品審査会,防火ポスター,人権作文コンクール,霧島市視聴覚コンクール,たくさんの表彰がありました。4年生の男の子は,そのすべてで表彰することでした。

表彰式の後,終業式を行いました。代表児童で1年生の女の子が,2学期は一輪車をがんばり,運動会で上手にのれて嬉しかったこと,冬休みはなわとび運動を頑張りたいということを発表してくれました。

私の話では,2学期の行事を振り返り,みんながよく頑張ったということ,冬休みはお手伝いに取り組んでほしいこと,そして何より命を大切にしてほしいということを伝えました。

生徒指導担当の1・2年の先生からは,冬休みは4つの車(消防車,パトカー,救急車,不審者の車)には決して乗ることがないようにというお話をされました。

保健担当の養護教諭の先生は,夏休みと同様にスライドを使って,ふゆやすみをかけて,「ふ」=ふしんしゃに気を付けよう 「ゆ」=ゆうわくにまけない 「や」=やりすぎない ネットやゲーム 「す」=すいみんじかんはたっぷりとろう 「み」=みださない せいかつリズム というお話をされました。

私も含めて,それぞれの先生方が,休み前に子どもたちに大切なことをしっかりと伝えたいという気持ちが強すぎて,予定の時刻を過ぎて話をしてしまいました。(反省です)

頑張った2学期も終わり,いよいよ冬休みです。それぞれの家庭で,温かく楽しい年末年始を過ごしてほしいと思います。そして,年が明けた1月8日には,7人揃っての元気な顔を見せてくれることを楽しみにしています。

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終業式前の気づかい

朝,午前7時過ぎに登校すると,開けっぱなしの音楽室が目に入りました。

昨日,戸締まりで確認したはず…と思ったのですが,そういえば今日の終業式は,寒さ対策から音楽室で行うということになっていました。

インフルエンザが流行しているので,その対策のために事前に窓を開け放したのでしょう。

終業式が始まる前に音楽室に行くと,開け放されていた窓がしっかり閉めてありました。

やっぱり…。式本番では,子どもたちが寒くないように閉められたのでしょう。

誰が見ているわけでもなく,誰に褒められるわけでもないことです。そんなことを子どもたちのために人知れずできるところがすばらしいと思うことでした。

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2025年12月23日 (火)

本とクリスマスと、やさしい時間

6年教室を会場に、2学期最後の読み聞かせを行いました。この日は、3年生の男の子と4年生の男の子が読み手となり、絵本『100にんのサンタクロース』を紹介してくれました。

物語の舞台は、クリスマスを前にしたサンタクロースの世界。そこには、題名どおり100人ものサンタクロースが登場します。見た目も性格も少しずつ違うサンタたちが、それぞれの役割を担いながら、クリスマスの準備を進めていきます。

物語の中心にあるのは、「サンタクロースは一人じゃない。」「たくさんの人の力が合わさって、ひとつの仕事が成り立っている。」という気付きです。プレゼントを作るサンタ、運ぶサンタ、準備を整えるサンタ。表に見える主役だけでなく、支える存在がいてこそあらゆることは成り立つことが、絵を追うだけで自然と伝わってきます。

文章はとてもシンプルで、低学年の子どもでも理解しやすく、絵の中をじっくり見ることで発見が増えていく構成です。学校での読み聞かせや、働く人への感謝を考える導入にも、相性のよい一冊です。子どもの頃に読んだことがあるという方も多いのではないでしょうか。

今回は、ロイロ・ノートを使って電子黒板いっぱいに絵本の画面を映し出す工夫があり、後ろの席からでもよく見える、やさしい配慮が感じられる読み聞かせでした。ページが切り替わるたびに、子どもたちの表情が少しずつ動いていくのが印象的でした。

最後の感想発表では、

「サンタは大変だと思った。」(2年生・男の子)

「寝坊しているサンタがいて面白かった。」(3年生・女の子)

「電子黒板を使ってくれたので分かりやすかった。」(6年生・女の子)

「サンタさんに会いたいと思った。」(1年生・女の子)

など、素直であたたかな感想が聞かれました。

校舎内を見渡すと、トイレ前や教室の壁、廊下など、学校の至る所にクリスマスの飾りが並び、自然と季節を感じられる空気に包まれています。6年教室には今月の歌の掲示や入口のトナカイの飾りも整えられ、学びと行事が静かにつながっているように感じました。

大がかりなことでなくても、本を読む時間、話を聞く時間、飾りを眺める時間が重なって、学校に流れる空気が少しやわらぐ。そんなひとときだったように思います。2学期の終わりに、子どもたちとこのような時間を共有できたことを、うれしく感じています。

もうすぐクリスマス。親子で素敵な時間を過ごせるといいですね。

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嬉しい葉書が届きました

本校に体験入学に来てくれた2人の姉弟のうちの弟さん(1年生)から,昨日,葉書が届きました。

1年生の国語で,「てがみでしらせよう」という小単元があり,伝えたい人に知らせたい内容を葉書や手紙に書いて出すという学習があるのですが,それを本校宛てに書いて出してくれたのでした。

とてもきれいな字,そしてていねいに書かれていました。1年生でここまできれいに文字を書ける子どもはなかなかいないのに,すごいなと思いました。

体験入学のお礼,嬉しかったこと,そして自分の今の気持ちと,文章構成もしっかりできていて感心することでした。イラストも付いていて,一輪車をしている自分をかいていましたが,着色までされていました。

子どもたち,先生方,みんながこの葉書を見てとても喜んでいました。

ありがとうございます。とてもうれしいです。

らい年4月に,おねえちゃんといっしょにもちまつ小にきてくれて,いっしょにべんきょうしたりうんどうしたりしてくれることを,みんなでたのしみにしていますね。

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2025年12月22日 (月)

ほのぼのとした昼休み

暖かかった昨日とは異なり,今日は気温が低く,外に出ると寒く感じましたが,風もなく,雲が見当たらないくらい青空が広がった一日でした。

今週半ばには2学期が終了することもあり,子どもも職員もどこかゆったりとした気持ちになっているように感じました。

先週末,欠席していた6年生も,今日から元気に登校できましたが,代わりに4年生の女の子が欠席でした。それでも,日曜日には元気を取り戻しているとの話を聞きました。よかったです。

昼休み,子どもたちの様子を気にかけていると,3年生の女の子が一人で鉄馬(鉄の棒でできた竹馬)に乗っていて,それを6年生の女の子と2年生の男の子が2人で見ていました。3年生の女の子は,すっかり鉄馬が気に入ったようです。

12/27(水)「学校主事さんに感謝」という記事で紹介しているのですが,本来捨てるはずだった鉄馬を,いくつか残したのがよかったようです。その時は,その女の子は補助がないと乗れませんでしたが,見ていたら51歩も進めていました。「新記録ですか。」と聞くと嬉しそうに「はい。」と言いました。子どもはすごいということを耳にすることもありますが,3年生の女の子にこつこつと取り組むことができるよさが備わっているからこそだと思うことでした。

そうこうしていると,3・4年担任が外に出てきました。「先生は竹馬がうまいんですよ。」と女の子が少し自慢げに私に伝えてきました。3・4年担任は,高い竹馬を持ってきて乗り出しました。足を開いて見せたりバックして見せたりしました。さすがでした。小学生の頃にやっていたとのことでした。昔取った杵柄とはよく言ったものです。

そうこうしていると,今度は3年の男の子と4年の男の子がやってきて,サッカーを始めました。1年生も遅ればせながらやってきました。それに6年の女の子,そして3・4年担任も加わりました。

子どもたちが遊んでいるのを見かけて,1・2年担任と養護の先生が玄関に出てきて見守ってくださいました。そして,「私も若い頃は乗れていたのよ。」「昔は裸足で竹馬に乗っていたのよね。」「鉄馬は乗りにくいのよね。竹馬の方がうんぬん…。」と昔話に花を咲かせていました。

ゆったりとした時の流れを感じた昼休みでした。

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2025年12月19日 (金)

地域の方と門松・しめ縄づくり

年末・年始が近付いてきました。

1~3校時,新年を迎える前に,地域や保護者の方々が来校し,門松・しめ縄づくりを行いました。

最初に門松をつくりました。地域の方が事前に竹を切り,飾り等も持ってきてくださいました。

門松づくりでは,ほとんどの作業を地域の方が行ってくださいましたので,子どもたちは少しだけ手伝ったり作業の様子を観察したりしました。

事前に切ってきてくださった竹は,切り口がニコニコになるようにしてくださっていて,高さも調整してありました。

土台になる枠に砂を入れ,三本にまとめられた竹を刺し,また砂を入れました。

土台の周りをこもで覆い,荒縄で結びました。子どもたちは,土が入れられた枠の中に葉ボタンを入れました。後の飾り付けは地域の方々が行ってくださいました。

門松が終わると,次はしめ縄づくりをしました。まず,地域の方々が校舎入口に飾る大きなしめ縄をつくってくださいました。それから,子どもたちはそれぞれで,ミニしめ縄をつくりました。

初体験の子どもたちがほとんどでしたので,なかなか思ったようにはいかないようでしたが,地域の方々が1人1人に付いて手伝ってくださったおかげで,終わり頃にはみんな素敵な自分だけのしめ縄をつくることができていました。

最後は,先程つくった大きなしめ縄を校舎入口に飾って終わりました。今日は6名の地域の方が参加してくださいました。これで本校も無事に新年を迎えられます。ご多用の折,ご協力いただきましてありがとうございました。

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2025年12月18日 (木)

心温まるメッセージ

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昨日の話です。

玄関を入って目の前の壁に,等身大の鏡があります。

湿気が多いと,すぐに曇ります。

朝,誰かが曇った鏡にニコニコマークを書いていました。

すると…午後3時頃,鏡の前を通ったときには,ニコニコマークの上に「○○さん(6年生の名前),はやくげんきになってね!!ファイト!!」と,メッセージが書かれてありました。

昨日は,いつも元気に登校し,休むことのない6年生が熱発のために欠席したのでした。

その6年生に向けたメッセージです。素敵だなと思いました。

誰がそんなことをしたのだろうと思って,子どもたちに聞いてみたのですが分かりません。

教頭先生に「鏡に素敵なメッセージがあるのだけれど,知っていますか?」と尋ねてみたら,何と書いたのは教頭先生でした。

「朝,鏡を見たらニコニコマークが書いてあったので,それを見たら6年生の女の子のことが思い出されました。1日でも早く元気になってほしいなと思って書きました。」とのことでした。

さすがです。このたった1つのエピソードからでも,教頭先生が担任の時には,こうやって一人ひとりの子どもを大切にした学級経営をしてきたのだろうなということを伺い知ることができます。

今日の朝には平熱に下がったと,保護者から連絡をいただきました。本校の職員や子どもたちの気持ちが届いたのかもしれませんね。

漢字力・算数力テスト 結果は…

2・3校時,漢字力・算数力テストを全児童一斉に,図書室で実施しました。

これは,学期毎の漢字や算数の問題をまとめた自作のテストで,学期毎に行っており,内容に関しましては,その学期で身に付けなければならない基礎・基本の部分としています。(応用問題はほとんどありません。)

以前使っていたものですので,今の学習内容とずれているところがあり,「そこはやらなくてもいいですよ。」と伝えてから取り組ませています。

私がテストを実施し,採点も私がしますので,より客観的にその子どもの学習状況が分かります。

3年の男の子は,昨日の帰り際に「百点取れるかな~。」と言ってやや不安顔でした。

始まると,黙々と取り組みました。「早く終わった人から目の前で採点するので持ってきていいですよ。」と伝えましたが,子どもたちはしっかりと向き合い,納得してから持ってきました。

採点をしてみて,本校の児童は,全体的に漢字よりも算数の方ができていると感じました。

結果は担任の方にも伝えてありますので,各学級で3学期の学習につなげていきます。また実施したテストは,本日返却しています。もうすぐ冬休みですので,各家庭でご確認いただき,子どもさんの長期休業の学びの参考にしていただきたいと思います。

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食べることを学び、つながる給食の時間~食に関する指導~

12月17日の3時間目に、1・2年生を対象に食に関する指導を行っていただきました。講師としてお招きしたのは、日頃から給食や食育でお世話になっている栄養教諭の先生です。給食ができるまでの流れや、食べ物には「体をつくる・体を動かす・体の調子を整える」という3つの仲間があることを、資料やワークシートを使いながら確かめました。給食センターの仕事や、毎日の給食に多くの人の思いが込められていることに気付き、感謝して食べようという気持ちが高まったと思います。

続く4時間目には、3年生以上の児童4名を対象に行っていただきました。6年生1名は欠席でしたが、少人数ならではの落ち着いた雰囲気の中で学習が進みました。

「バランスのよい食事とはどんな食事だろう。」というめあてのもと、ごはんとみそ汁を中心とした献立について考え、五大栄養素の働きや、主食・主菜・副菜・汁物の役割を丁寧に確認しました。その後は、自分で考えた献立をもとに意見交換を行い、栄養の偏りに気付いて修正するなど、学びを深める姿が印象的でした。

学習後には、給食の準備や配膳、そして子どもたちと一緒に給食を取っていただきました。学びが実際の給食につながっていることを実感する、よい時間となりました。

帰り際、栄養教諭の先生から「みなさんよく食べてくれていますね。私も嬉しいです。」とのお言葉をいただきました。日々の食を大切にする本校の子どもたちを、あらためて嬉しく思うことでした。

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2025年12月17日 (水)

学校主事さんに感謝!

今日は2ヶ月に1回のもえないごみ・粗大ごみの日でした。

学校主事さんは,養護の先生のお手伝いをもらいながら,もう数週間くらい前から,この日のために校内の不要なものを確認して整理して回っていました。

鉄馬(鉄の棒でできた竹馬)は,私が赴任してから子どもたちが使っていることを見かけたことがありませんでした。持ち手のプラスチックのところはバリバリ音がして破れます。でもその部分にテープを巻けば,使えることは使えそうです。肝心なのは子どもたちが使うか使わないか。

不要物として出してよいか尋ねられましたので,「子どもたちに聞いてみて,使いそうであれば残しましょう。」と伝え,昨日,昼休みに子どもたちに使ってもらいました。6年生は低学年の頃,乗っていたそうですので上手に乗れていましたが,他の子どもたちは,補助がないと乗れませんでした。

しかし,「補助なしで2歩進みました。」「わたしも。」との声がありましたので,錆び付いていないものは残し,後は処分することにしました。

体育館地下に,これもずっと使っていない一輪車が30台ほど放置されていて,私も気になっていました。「確認してもらってよいですか。」と言われましたので,3・4年担任と教頭先生が確認し,タイヤの空気が入りそうなものは残して,後は回収してもらうことにしました。

廃棄の手続きが必要な物は,昨日いらっしゃった事務の先生と教頭先生が進めてくださいました。もったいないと思う物品もないことはないのですが,これまでもそうやって取っておいたままになってきたことを考えた時に,どこかで処分することは必要です。

また,新たにリサイクルとして生まれ変わる方が限られた資源の有効活用にもなります。

他の職員があまり気にかけない部分に関して,いつも気を利かせて取り組んだりやってくださったりする学校主事さんのおかげで,備品の適切な管理が進み,ありがたいかぎりです。

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。