2025年11月 5日 (水)

明後日の出番を待つ衣装

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市音楽のつどいと学習発表会が明後日に近付いてきました。

中~大規模校なら,出番は1つか2つですが,本校は全児童7名ですので,特に学習発表会ではみんなが出ずっぱりです。

合奏から始まり,今年度,音楽担当の6年担任が仲良し音楽で取り入れ,子どもたちが練習してきた「カップス」。休憩の後,合唱と続き,最後は本校伝統のオペレッタ「臼崎のトッコ石」を全児童が続けて行います。

今日は予行練習を行いました。合奏やカップスは,子どもによって少し間違う場面が見られました。オペレッタは,以前と比べると,動作が大きくなっていて自信をもって演技していることが分かりました。あとは見ている人に話の筋が伝わるようにゆっくりと,そして感情を込めて台詞を言えると,さらによくなりそうだなと思いました。

でも,一生懸命取り組むことが何よりも大切です。

これまでの持松小の子どもが代々着用してきた,今はハンガーにかかっているオペレッタの衣装も,今年の子どもたちはどんな演技を見せてくれるのか,きっと楽しみにしていることでしょう。

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自分の命を守るために~シェイクアウト訓練~

シェイクアウト訓練とは、地震が起きたときに自分の身を守るための行動を身に付ける防災訓練です。合い言葉は「しゃがむ」「かくれる」「じっとする」。この3つの動作を基本として、いざというときに落ち着いて行動できるようにすることを目的としています。

本校でも、今日の2時間目に全校児童7名が体育館で霧島市のシェイクアウト訓練に合わせて実施しました。当日は放送の音が聞こえなかったため、市のホームページに掲載されている音声を活用しました。放送が流れると、児童は少し緊張した表情を見せましたが、教員の指示をよく聞きながら「ダンゴムシのポーズ」で頭を守る姿勢をとることができました。体育館には机や柱がないため、自分の体で頭を守ることが最も安全であることを確認しました。

揺れが収まった想定のあと、全員で体育館の真ん中に集まり、危険な場所を確認しました。「時計の下は落ちてくるかもしれないね。」「バスケットゴールや電気の真下はあぶない。」といった声も上がり、一人一人が安全に対する意識を高めることができました。

全員で校庭に避難した後は人数確認を行い、「自分の命は自分で守る」という大切さをあらためて学びました。少人数だからこそ、全員の行動を確実に確認でき、丁寧な訓練となりました。今後も、いざというときに落ち着いて行動できるよう、日ごろから安全意識を高めていきます。

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2025年11月 4日 (火)

学校での事故を減らすには…  11月全校朝会

朝の時間は全校朝会でした。

陸上記録会の賞状が届いていましたので,表彰式をしてから始めました。

プレゼンテーションソフトでスライドをつくり,いつものように言葉入れかえゲーム,なぞなぞをして,子どもたちが楽しい気持ちで話を聞けるように進めました。

長男(今はもう30歳ですが)が小学1年生の時,全校朝会になると決まって抜けだし,1人だけブランコに乗っていたということがありました。当時の担任の先生が,側に駆け寄って「みんなが聞いているのになぜ聞けないの?」と聞いたところ「だって校長先生の話がつまんないんだもん。」と言ったそうで,それが今でも強く残っていて,「校長になったら,子どもが聞いても分からなかったりつまらなかったりするような話には絶対にしたくないな。」と思っていて,少しだけ工夫しているところです。(それだけ我が子が落ち着きのない子どもだったということもあるのですが…。)

さて,話が横道にそれました。その後,本題の「学校での事故を減らすには」について話しました。

今月,なぜこの題で話をしたのかというと,運動会後の子どもたちに,今まではあまり見られなかった廊下を走ったりふざけたりしている様子があって,気になっていたからです。

どんなふうに話をしようか考えているときに,養護教諭の先生に保健日誌を借りて子どもたちの状況を調べたところ,10月に入ってからの怪我の回数がそれまでと比べて著しく増えていましたので,まず,それを表にして子どもたちに見せました。(4月:3回 5月:2回 6・7月:0回 9月:5回 10月:ナント13回!)

それから怪我の発生場所や種類,個々の怪我の回数などの表も見せて,『けがをしないために気を付けないといけないことは何だろう』と質問しました。(本当なら話し合いができるとよいのですが,時間的に難しかったので発表してもらいました。)子どもたちからは「落ち着いて生活することが大切。」「廊下で走らない。」などが出されました。

最後に,ハインリッヒの法則というきまりを伝えました。安全管理でよく目にする法則なので,知っている方も多いと思います。1件の大きな事故や怪我が起きる前には29件の軽い事故や怪我があり,また,事故や怪我にはならなかったけど,「危なかった。もう少しで怪我をするところだった。」ということが300回は起こっているという状況があるというものです。

今年度はすでに23件の怪我が起こっているので,ハインリッヒの法則から,このままでいくと,重大な事故が起きる可能性が高い。だからこそ,普段から「危なかった。」がないように,周りに注意して安全に過ごせるようにしましょう。ということで締めくくったところでした。

今日の昼休みは,これまでよりも落ち着いた行動を取っている子どもが多かったです。

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お気軽にお越しください  ~地域が育む「かごしまの教育」県民週間~

11月1日(土)~7日(金)まで地域が育む「かごしまの教育」県民週間期間です。

「地域が育む『かごしまの教育』県民週間」とは,鹿児島県の教育の充実と発展を図るため,毎年11月1日~7日を地域が育む『かごしまの教育』県民週間として,鹿児島県内のすべての小・中学校において学校を開放し,自由に参観できるようにすることで,地域に身近な学校にするとともに,多くの方に学校を知ってもらう機会にするという鹿児島県教育委員会の取組になります。

今年度は,1日と2日が週休日にあたっていたため,本校(おそらく他校も同様だとは思います。)では,本日からのスタートになりました。

保護者や地域の方以外でも,本校に興味がある1人でも多くの皆様方に,見に来ていただければと思っています。

県民週間期間の校時表等は以下の通りです。(駐車場は,来客用駐車場に止めてください。)

なお,学習発表会は,11月7日(金)14:05~15:05 体育館で開催予定です。こちらの行事も県民週間期間にあたりますので,ご遠慮なくお越しください。(学習発表会プログラムは3枚目の画像の通りです。)

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2025年10月31日 (金)

大きな蛾を発見

昨夕,帰り際に校舎横のダストボックスの前で,大きな枯葉が動いてみるのを見て,「ん?」と思ったら大きい蛾でした。

両羽の端から端まで測ってみると18cmありました。

調べてみると,中国が原産地の「サクサン」という蛾のようで,繭から絹糸を取るために古くから飼育されているとのことでした。今では,日本各地に生息しているようです。漢字では「柞蚕」と書きます。「柞」はコナラやクヌギの木などの総称ですので,その葉を餌とする蚕(かいこ)という意味になるそうです。「サクサン」という名前だけ知っても「ふーん。」という感じですが,調べてみて,意味が分かるとなるほどなあと思い,少しだけ賢くなった気がします。

昨日までは生きていて地面を歩いていましたが,この寒さのせいか,今日見たら裏返っていました。寒くなって落ち葉が増える時期になりましたが,この時期になると,持松小ではトゲナナフシがよく見つかるようになります。

子どもたちに紹介し続けていたら,子どもたちもすっかりトゲナナフシが好きになっています。

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中学校の文化祭

牧園中学校から案内が来ていましたので,少しの時間だけ参観に行きました。

昨年度末の本校卒業生4人は,小学校にもよく顔を出していろいろな場面で協力してくれているので,中学1年生の劇を参観しました。

「牧園クエスト」という演題が付いていた劇は,牧園に降り立った勇者である主人公が,聞こえてくる「声」の主を探して,牧園の旧跡等を訪ね歩く話でした。

主人公が訪ね歩く中で,総合的な学習で調べたことや写真等を取り入れながら改めて牧園のよさに気付くという構成はよく練られていて,中学生が楽しみながら作成できる工夫もあり,よい発表でした。

本校卒業生2人が出演している姿を目にすることもできました。

プログラムでは,午後からは合唱が行われる予定です。中学1年の合唱では,本校卒業生が指揮をするようです。あいにく見に行けませんが,頑張ってくれるものと思います。

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保護者の読み聞かせ

朝の時間は,6年児童保護者の読み聞かせでした。

「10ぴきのかえるのおつきみ」と「ゆうびんやさん おねがいね」という2冊の本を子どもたちに読んでくださいました。

「10ぴきのかえるのおつきみ」は,10ぴきのかえるがお月見について知ることで,「ぜひやろう。」と思い立ち,準備するお話でした。私が子どもの頃は,秋になると集落で十五夜があり,大人も子どもも集まっていたなあ。子どもは相撲をとっていたなあと懐かしく思い起こすことでした。

「ゆうびんやさん おねがいね」は,遠くに住んでいるおばあちゃんに喜ぶプレゼントを渡したいと考えた子ブタくんが,おばあちゃんが大好きな「ぎゅっ」と抱きしめることを送りたいと考えて,ゆうびんやさんにお願いすることで,「ぎゅっ」のゆうびんリレーがはじまるというお話でした。

子どもらしい素敵な発想の子ブタくんと,それを叶えてあげようとする大人たちが素敵だなと思いました。

最後の感想では,2年生の男の子がお月見を初めて知ったことやおばあちゃんを喜ばせようと「ぎゅっ」を送るのがよかったということをよく考えながら発表してくれました。

お忙しい中,読み聞かせをしてくださってありがとうございました。

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2025年10月30日 (木)

衣装を着けてのオペレッタ練習

市の音楽のつどい(午前開催),そして本校の学習発表会(午後開催)まで約1週間となりました。どちらも来週の金曜日に行われます。

ついこの間運動会が終わったような気がしますが,もう学習発表会なのだなと考えると,時の流れの早さを感じます。

子どもたちは,数日前から本校伝統のオペレッタ衣装を身に付けての練習に入っています。

以前に見た時は少し自信なさげだったり演技を忘れていたりしたこともありましたが,今日の4時間目に見た時は,どの子どももほぼほぼ台詞や動きが身に付いていました。

衣装を着けることで,演技する側は気持ちが入りますし,見ている側もサテン特有の色鮮やかさが目に付き,動きが大きく見えます。

ただ劇やオペレッタは,見ている人に1語1語の台詞がしっかり聞こえないと,何をしているのか伝わりませんし,話の筋も分かりません。

大きな声でゆっくりと,そして時には感情を込めて話したり,大きな振りで動作を行ったりできると,さらによくなるように思うことでした。

2学期,みんなで力を合わせて取り組む最後の大きな行事です。素敵な姿を見に来てくださった方に届けられるといいです。

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2025年10月29日 (水)

ソルトペインティング初体験

朝,学校主事さんが,「理科室に塩の袋があったのですが,随分前のもののようですので使ってもいいですか。」と尋ねてきました。

何をするのか気になったので,「何に使うのですか。」と聞くと,「5校時は全児童一緒の学級活動で,ALTとAEAの先生とのレクリェーションなのです。そこで,塩を使って絵をかくんだそうです。」と言われました。

塩で絵?え~(洒落です。)どうやって?と疑問に思ったので,インターネットで「ボンド 塩 アート」と入力して検索してみると,ありました。ソルトペインティングというのだそうです。

紙の上に木工用ボンドで線描し,その上に塩をふりかける。そしてまんべんなく塩が線にのったら色水を付ける。すると色水が染みこんでいく。(塩が水を吸収する性質を使っています。)色も混ざり,立体的なアートができる…というものです。

私は知らなかったのですが,塩と木工用ボンドで手軽にできるので,海外ではよく知られた技法の1つで,今回もALTの先生が教えてくださったようです。

5校時,子どもたちが制作している理科室に行ってみると,ハロウィンのイラストを見本にして,それぞれ楽しそうにつくっていました。

帰りには,付けた塩が落ちないように,大事そうにもって帰る子どもたちでした。

なお,固まっていた古い塩は,学校主事さんと養護教諭の先生が,火であぶったり金づちで叩いたりされて,使いやすいようにしてくださったことは知っておいてくださいね。

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楽しい外国語活動の時間 3・4年

2校時,3・4年生は,AEAとALTの先生が見えられての外国語活動の時間でした。

元気のよい英語の歌が校長室まで聞こえてきましたので,教室まで行ってみました。

子どもたちは,黒板の前に一列に並び,歌に合わせてアルファベットを指し示し,1フレーズが終わると次の人に交替していました。歌のリズムが速いのでスピード感がありました。

次に,男子チームと女子チームに分かれ,歌に合わせてアルファベットを黒板に並べる競争をしました。男子が大文字,女子が小文字になっていました。男子チームは,それぞれが次に出てくるアルファベットを見付けていましたが,女子チームは,黒板に貼る担当と見つける担当に分かれて行っていましたので,段取りのよい女子チームが圧勝し,男子が終わっていないアルファベット探しを手伝いました。

それから,子どもたち4人の机を合わせ,その上にアルファベットをばらばらに並べて,その中からハロウィンに関係する単語(GhostやVampire等)をつくり,黒板に貼っていくというゲームをしました。ヒントの絵カードもあったので,やっきになって貼っていく子どもたちでした。

学習がテンポよく進み,ゲーム性もありますので,子どもたちもいきいきと活動できていました。

楽しく学べる授業でした。

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。