2025年12月10日 (水)

旧持松中学校(持松幼稚園)跡地の整備3

前回の「旧持松中学校跡地の整備2」の続きになります。

午前中いっぱい使って作業をされると言っていらっしゃいましたが,正午になっても午後1時を回っても,作業をされている皆さんが降りてこられなかったので,上にあがってみますと,あらかた終わっている中,最後の一仕事をしていらっしゃいました。

朝の状態でも,まずまず整備されていました(夏の第1回目と比べると,朝の状態でも格段です)が,重機を入れて作業されたことで,見違えるほどきれいになっていて,鬼ごっこくらいは十分にできそうなくらいでした。

「きれいになったでしょう。」と語りかけてこられた公民館長さんの顔は,少し誇らしげに見えました。「重機が借用できている時に,できるだけやっておきたい。」という気持ちから,皆さんで作業を進められたとのことでした。

本校からさらに上ったところにある中学校跡地ですが,草木が生い茂り,行こうにも行けないくらいでしたので,いつかきれいにしたいなと思っていましたが,なかなかそこまで手が回らずに3年が経ってしまっていましたので,とてもありがたいでした。

作業に来ていらっしゃった1人の方が,「いつか何かイベントでもできたら…。」と言われました。いつかそんな日が来るといいなあと思うことでした。

作業をされた皆様,お疲れ様でした!ありがとうございました。

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霧島高校の出前授業がありました!

今日の2・3時間目、理科室に3〜6年の5名が集まり、霧島高校による出前授業「遊びは学び〜パズルとリサイクル〜」を行いました。高校生3名と引率の先生が来校され、ペットボトルキャップを活用したパズルづくりに挑戦する時間となりました。南日本新聞の記者の方やAEA、ALTの先生方も見守る中、子どもたちは少し緊張した表情で席につきました。

まず、キャップを細かく砕いたリサイクルチップを金型に入れ、並べ方で仕上がりが変わることを教えてもらいました。子どもたちは指先を使いながら黙り込み、夢中で枠に詰めていきました。高校生がそばに立って「ここはどう?」の声かけに、子どもたちも安心したかのように手の動きが軽くなるのが見て分かりました。

そのあと、金型に重りをのせてトースターで加熱する工程を見せてもらいました。理科室に小さな「ものづくり工場」ができたようで、子どもたちは前のめりでのぞき込んでいました。金属の塊が熱で少しずつ沈んでいく様子に、「おお…」と素直な声が上がりました。

冷めた金型を開くと、白と緑の模様が浮かんだパズルのピースが顔を出しました。その瞬間、子どもたちがふっと息をのむのが伝わりました。自分たちが手を加えたチップが、形のある作品に変わったのです。テーブルに広げてみると、それぞれのピースに個性がありました。子どもたちがつくった「世界に一つだけのパズル」の出来上がりです。

仕上げの時間には、出来たピースを枠にはめたり、今日の学びを話したりしていました。3名の生徒さんからは、「集中力がすごいですね。」「みなさんとても早いので驚きました。」という声を何回もお聞きしました。

子どもたちからも「難しかったけど、お家に持って帰ってまた挑戦してみたい。」という声がいくつも聞こえました。リサイクルという言葉よりも先に、「楽しい」「やってみたい」という感想が子どもたちの口から出てくるのが、この授業のよさだと思いました。

最後にワークシートに子どもたちの振り返りを行いました。作成時に感じた驚きや楽しさが素直な表現で書かれてありました。どの学年の感想にも共通していたのは、「ペットボトルのふたが本当にパズルになるなんて思わなかった。」という驚きと、自分の手でつくり上げたことへの満足感でした。

3年生の子どもたちは、まず形をつくるだけでも難しさを感じていたようで、「5×3の形をどんどんピースにはめていくのが難しかった。」「いっぱい考えながらやるところがおもしろかった。」との感想でした。初めての活動に戸惑いながらも、完成したときの表情はどれも誇らしげでした。

4年生は、仕上がったピースの形を見て「こんなふうになるんだ。」と感心した様子で、家でもクリアするまでやってみたいという感想が見られました。また、「答えがたくさんあることにびっくりしました。」という感想もありました。時間をかけて考え、少しずつパズルの形がそろっていく達成感が大きかったようです。

6年生になると、「ペットボトルキャップという身近なものでパズルを作れることに驚いた。これがリサイクルだと感じた。」と書いており、最上級生らしく活動の意味を自分なりに捉え、学びとして広げていた姿が印象的でした。単なる作業ではなく、「考えることのおもしろさ」に気付いていたようです。

どの学年の振り返りにも、遊びながら学んだ手応えがにじんでいて、パズルづくりという1つの活動が、学年ごとに違う味わい方で心に残ったことがよく伝わってきました。

担当の先生や3名の生徒さんのおかげで、子どもたちはものづくりの楽しさと考える楽しさの両方をしっかり味わうことができました。お忙しい中、本日は本当にありがとうございました。来年もぜひ、よろしくお願い致します!

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旧持松中学校(持松幼稚園)跡地の整備2

冷え込みの厳しい朝でした。私が車で家を出るときに外気温を確認すると-1℃でした。

学校前のロータリーになっているところの土にも霜がびっしり付いていました。しかし,踏んでみると軽くサクサクと音がする程度でした。

踏むとザクザクと気持ちのよい音がするようになると,持松の本格的な寒さと言えますので,これから,さらに寒くなるのだろうと思います。

さて,11月27日のブログで,持松の有志の皆さんが,旧持松中学校跡地の整備をされたという記事をアップしました。その記事の最後の方に,「次は重機を入れて作業をされるそうです。」と書きましたが,今日がその日でした。

午前8時,軽トラックが数台入ってきて,重機も中学校跡地に上っていきました。30分後に私も上に行ってみましたら,すでに作業が始まっていました。1回目の整備で切った木や竹がそのままになっていましたので,重機で端に寄せたり伐採したりなかったところを切ったりされていました。

6人と重機2台で,午前中いっぱい使って作業をされるそうです。卒業された母校とは言え,閉校になった学校跡地を一生懸命ボランティアで整備される皆様に,頭が下がります。

整備後の跡地の様子につきましては,午後からのブログでお伝えします。

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2025年12月 9日 (火)

南日本新聞「子供のうた」に掲載されました

本日(12/9火)付の南日本新聞11面地域総合のページ左上段にある「子供のうた」に,1年児童の詩が掲載されました。

外部児童が参加する本校の運動会の様子や思いを素直な表現で詩にしたものです。

子供のつぶやきを聞き取った担任から「今のその言葉を文章にしてみようか。」と言われて書いたようです。

できた詩を,教頭先生が投稿してくださったことで,本日掲載されたのでした。

1年生で書いた詩が新聞に載ったというよい思い出がまた1つできましたね。

ちなみに,下の画像ですが,これは,前の教頭先生が,朝,新聞を読まれた後,すぐに今の教頭先生に「載ってましたね。」の言葉とともに送ってくださったものです。私ではなく,教頭先生に送っているところが少し不満ではありますが,転任されても持松小のことを思ってくださる気持ちがありがたいです。

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人権集会がありました!

今日の3時間目は、全校児童7名と先生方が理科室に集まり、人権集会を行いました。最初に「世界が一つになるまで」を歌いました。続いて、アイスブレイキングとして「イエーイゲーム」や「カウントダウンゲーム」等に挑戦し、子どもたちの表情が少しずつほぐれていく様子が見られました。

今回の集会に向けては、担当の先生が事前に丁寧な準備を進めてくださいました。1枚目の写真のように、ノートに細かな流れを書き込み、「どうすれば安心して自分の気持ちを話せるか。」「どんな順番なら緊張せずに参加できるか。」等を考えながら前日まで一生懸命準備をされていた姿が印象的でした。こうした見えない時間の積み重ねが、子どもたちの学びを支えているのだと感じました。

人権標語の発表では、事前に考えた標語を全員が前に立って読み上げました。「ぼうりょくは 人の心がきずつくよ」「けんかや いじめはやめよう」「ありがとう そのひとことを たいせつに」など、一人一人の思いがこもった言葉が教室に静かに響きました。

続いて、事前に付箋に書いていた「友達のよいところ」を本人が読み上げていきました。「いつもやさしく相談にのってくれる。」「困っていると助けてくれる。」「絵がとても上手」「一輪車がすごく上手だよ。」「みんなを笑顔にしてくれる。」「元気で明るくて、まわりがあたたかくなる。」など、どの付箋にも、子どもたちがお互いをしっかり見つめているからこそ出てくる具体的な言葉が並んでいました。読まれた本人が少し照れながらも、とてもうれしそうにしている様子が心に残りました。

最後に校長先生からまとめのお話がありました。子どもたちは真剣な目で一生懸命聞いていました。「みんなちがって みんないい」という言葉が心に残ったことでしょう。その後、それぞれの教室に戻ってリフレクションで感想を書きました。どんなことを書いたのか、御家庭でも話題にしてみるといいですね。

小さな学校だからこそ生まれる、お互いを優しく見つめるキラキラしたまなざしと周囲の人間への思いやりを、これからも子どもたちと一緒に育てていきたいと思います。

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昼休み,先生とサッカーをしたよ

昼休み,校庭から子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきました。

めずらしく全員でサッカーをしているようでした。

それにしても,いつもより楽しそうです。

ちゃんと三角コーンでゴールもつくり,バランスよく2チームに分かれていました。

と,見ると,3・4年担任の先生が加わっていました。

どうりでみんな楽しそうなんだなと思いました。

見ていると,先生からボールを奪った2年生が,見事にゴールを決めました。

「さすがはゴールゲッター○○くん。」先生に言われたその子どもは,とても嬉しそうな表情を見せていました。

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2025年12月 8日 (月)

アオサギが校庭に

1校時,職員室で教頭先生と打合せをしていた際,何気なく外を眺めると,サギが校庭の真ん中にいました。いつもこの辺りで見かけていて,これまで度々プールには来ていましたが,校庭を歩いているのは初めて見ました。

とっさに写真を撮ろうとポケットのスマートフォンを探しましたが,肝心なときにはないものです。(ヘビの時もそうでした。)

私が校長室から取って戻り,構えた時には,すでにプールの門のところに飛んでいきました。

私は,これまでシロサギだとばかり思っていましたが,念のためにインターネットで,「黄色いくちばしで目の周辺が黒いサギ」と調べてみると,アオサギでした。すぐ調べられるよい時代です。

「肝心なときになくて写せないんだよね。」と教頭先生に伝えると,教頭先生はタブレットでしっかりと写していましたので,画像をいただくことでした。

学級の子どもたちは,みんなそれぞれの教室にいましたが,騒ぐこともありませんでしたので,きっと授業に集中していたのだと思います。どうやら落ち着きがなかったのは私だけのようでした。

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いつもありがとうございます

今朝,いつものように校門前までの入口の葉をブロワーで集めていましたら,学校前のお店の方(1年生の祖母で,学校運営協議会委員もしてくださっています。)が,「これを子どもたちにあげてください。」とおっしゃられて,乳酸菌ドリンク1ケースと手作りされたぞうきんを20枚,袋に入れて渡してくださいましたので,ご厚意に感謝してありがたくいただくことでした。

本校や本校の子どものことを考えて,地域とのふれ合い活動にも欠かさず来てくださっています。乳酸菌ドリンクは,終業式の日に渡したいと考えています。

いつもありがとうございます。子どもたちには話をしておきますが,保護者におかれましては,お会いされる時には,お礼をお伝えください。

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2025年12月 5日 (金)

楽しかったね!鹿児島国際大学生との交流 №2

この前のブログの文章に記載しています概要だけでも伝わりまるように,写真を追加しています。

詳細につきましては,この前のブログをお読みください。

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楽しかったね!鹿児島国際大学生との交流

今日は,子どもたちがとても楽しみにしていました鹿児島国際大学のお兄さん・お姉さんたちとの交流でした。

運動会では,今年も係の仕事をお手伝いしてくださいましたので,子どもたちとは再会になります。しかし,その時はゆっくりと話したり遊んだりする時間がありませんでした。ですから,子どもたちは一層楽しみにしていました。

午前9時30分前,20名の大学生が来校してくださいました。

最初に,体育館でオリエンテーションをしました。子どもたち,大学生,職員がそれぞれ自己紹介をしました。教頭先生が,みんなが仲良くなるように,じゃんけんやあっち向いてホイなどをしてくださったので,最初から打ち解けることができたことで,和やかな雰囲気になりました。

その後,3校時は本校職員の授業をみていただきました。大学生にとって,特に1・2年のリモート学習が興味深かったようでした。

4校時は,大学生の皆さんが,障害物競走など事前に計画してくださっていましたので,子どもたちは大学生とグループを組んで,楽しみました。6年生の女の子に,「大学生のお兄ちゃん,お姉ちゃんが来てくれてどうですか。」と聞いてみると,「とっても楽しいです。特に障害物競走が楽しかったです。」と答えてくれました。

給食は,1・2年,3・4年,6年と3学級に分かれて,それぞれ大学生と一緒に食べました。どの学級も,大人の数が子どもの数より圧倒的に多かったので,子どもたちは,やや気後れしているようなところがありました。緊張もあったようです。

昼休みは,外で鬼ごっこをしていました。たくさんの大学生が一緒に遊んでくれて,どの子どもも大満足して,走り回っていました。

5校時は,大学生の中から,5名が授業をしてくださいました。慣れていないところはありましたが,それぞれが準備され,一生懸命進める姿は,とても好感が持てました。

子どもたちは,ここで下校し,その後は職員と授業反省をしたり意見交換をしたりしました。

職員への質問では,導入がうまくいくにはどのようなことに気を付ければよいか,子どもの相手をしている時に,別の子どもが「遊んで。」と来たときにはどのように対応すればよいか,など具体的な質問もありました。

最後に玄関のところで見送りました。子どもたちにとっても,年齢の近い大学生とふれ合う機会になりましたが,大学生の皆さんにとっても,幼稚園,小学校に関わらず,教員としての学びにつながってくれたのではと思うことでした。

今年も,とてもよい交流ができました。この場を借りて,鹿児島国際大学の福島先生,そしてゼミの皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。来てくださった大学4年生の皆さんの今後の活躍をお祈り申し上げますとともに,3年生の皆さんには,来年度も来てくださることを子どもたちとともに楽しみにしています。

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。