クリスマスを前の図書室でのひととき~3年保護者の読み聞かせ~
今日の朝活動の時間に、図書室で、3年生の女の子の保護者の方が読み聞かせをしてくださいました。今日は今年最後の保護者の方による読み聞かせとなり、図書室にはどこか特別で、あたたかい空気が流れていました。この日は『あのときすきになったよ』と『あくたれラルフのクリスマスプレゼント』の2冊を続けて読んでいただきました。
『あのときすきになったよ』では、苦手だと思っていた友達の中にある優しさに気付いていく主人公の姿に、子どもたちも自然と引き込まれていきました。読み手の声に合わせてページが進むにつれ、図書室は静まり、子どもたちは物語の世界に入り込んでいるようでした。
続いて読んでいただいた『あくたれラルフのクリスマスプレゼント』では、いたずらばかりのラルフが家族の思いに触れる場面で、子どもたちの表情がふっとやわらぎました。クリスマスを前に、あたたかな気持ちが図書室いっぱいに広がったように感じます。
読み聞かせの後には、感想発表を行いました。2年生の男の子からは、「しっこさんでも、だんだん好きになるのがいいと思いました。」という声が聞かれました。また、4年生の女の子は、「いろいろな種類のクリスマスカードがあって、とてもきれいだなと思いました。」と、物語の中に込められた思いに目を向けて感想を伝えてくれました。一人一人が自分の言葉で感じたことを話し、読み聞かせと感想発表がつながる、心に残るひとときとなりました。
授業後には、読み聞かせをしてくださった女の子の保護者の方と、図書室で親子写真を撮る場面もありました。本を手に並ぶ2人の笑顔からは、学校での学びが家庭ともつながっていることが伝わってきました。きっと、お家に帰ったら今日の読み聞かせについてたくさんお話をするのでしょうね。
また、図書室の入口にはクリスマスの本を集めたコーナーも準備されており、ツリーや飾りに囲まれた本棚の前で、子どもたちが足を止めて本を手に取る姿が見られました。
クリスマスまでもう少し。飾られた本や読み聞かせを通して、季節のあたたかさを感じることができました。






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