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2025年11月 4日 (火)

学校での事故を減らすには…  11月全校朝会

朝の時間は全校朝会でした。

陸上記録会の賞状が届いていましたので,表彰式をしてから始めました。

プレゼンテーションソフトでスライドをつくり,いつものように言葉入れかえゲーム,なぞなぞをして,子どもたちが楽しい気持ちで話を聞けるように進めました。

長男(今はもう30歳ですが)が小学1年生の時,全校朝会になると決まって抜けだし,1人だけブランコに乗っていたということがありました。当時の担任の先生が,側に駆け寄って「みんなが聞いているのになぜ聞けないの?」と聞いたところ「だって校長先生の話がつまんないんだもん。」と言ったそうで,それが今でも強く残っていて,「校長になったら,子どもが聞いても分からなかったりつまらなかったりするような話には絶対にしたくないな。」と思っていて,少しだけ工夫しているところです。(それだけ我が子が落ち着きのない子どもだったということもあるのですが…。)

さて,話が横道にそれました。その後,本題の「学校での事故を減らすには」について話しました。

今月,なぜこの題で話をしたのかというと,運動会後の子どもたちに,今まではあまり見られなかった廊下を走ったりふざけたりしている様子があって,気になっていたからです。

どんなふうに話をしようか考えているときに,養護教諭の先生に保健日誌を借りて子どもたちの状況を調べたところ,10月に入ってからの怪我の回数がそれまでと比べて著しく増えていましたので,まず,それを表にして子どもたちに見せました。(4月:3回 5月:2回 6・7月:0回 9月:5回 10月:ナント13回!)

それから怪我の発生場所や種類,個々の怪我の回数などの表も見せて,『けがをしないために気を付けないといけないことは何だろう』と質問しました。(本当なら話し合いができるとよいのですが,時間的に難しかったので発表してもらいました。)子どもたちからは「落ち着いて生活することが大切。」「廊下で走らない。」などが出されました。

最後に,ハインリッヒの法則というきまりを伝えました。安全管理でよく目にする法則なので,知っている方も多いと思います。1件の大きな事故や怪我が起きる前には29件の軽い事故や怪我があり,また,事故や怪我にはならなかったけど,「危なかった。もう少しで怪我をするところだった。」ということが300回は起こっているという状況があるというものです。

今年度はすでに23件の怪我が起こっているので,ハインリッヒの法則から,このままでいくと,重大な事故が起きる可能性が高い。だからこそ,普段から「危なかった。」がないように,周りに注意して安全に過ごせるようにしましょう。ということで締めくくったところでした。

今日の昼休みは,これまでよりも落ち着いた行動を取っている子どもが多かったです。

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。