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2025年10月

2025年10月14日 (火)

第79回持松小・校区合同大運動会〜地域とともに、子どもたちの笑顔と成長が輝いた一日〜 その④

 午後の部では、玉入れ、応援合戦、色水リレー・家族かけっこ・ビン倒し・など、多彩なプログラムが行われました。中でも玉入れは、お手玉が宙を舞うたびに会場から「がんばれー!」の声が飛び交い、子どもたちも地域の方も夢中で玉を投げる姿が見られました。勝敗を超えた温かい一体感が生まれ、「地域とともにある運動会」という言葉がぴったりの場面でした。

 さらに、一般参加リレーでは校長先生をはじめ、職員も参加して会場を大いに盛り上げました。校長先生が全力でトラックを駆け抜ける姿に、子どもたちから「先生がんばれー!」という大きな声援が飛び交いました。職員チームも一丸となって力走し、転びそうになりながらも笑顔でタスキをつなぐ姿に、観客席からは温かい拍手が送られました。子どもたちは目を輝かせながら応援し、先生方の頑張る姿に刺激を受けたようでした。教職員の姿からも「子どもたちと一緒に楽しむ運動会」という本校の温かい雰囲気が伝わり、持松小職員の団結力がしっかりと感じられたのではないでしょうか。

 応援合戦では、声の大きさを競うだけでなく、みんなで心を合わせて声を出し、仲間を励ます姿が印象的でした。その姿こそ、今年の本校の研究テーマである「学びを深める学習指導の在り方〜主体的・対話的視点をもった少人数学級の授業〜」を体現していました。話し合いながら作り上げた応援やダンス、一輪車演技の構成には、子どもたち自身の考えや工夫があふれていました。まさに、学びの成果を生活の中で発揮した一日でした。

 午後の後半には、児童とその保護者、そして外部児童の家族が参加する「家族かけっこ」が行われました。親子で手を取り合ってゴールする姿や、子どもを応援する声が響き渡り、会場は笑顔でいっぱいになりました。家族の温かな絆が感じられるこの種目は、毎年多くの拍手が送られる人気プログラムです。家族で力を合わせて走る姿に、子どもたちのうれしそうな表情が重なり、心温まる時間となりました。

 そのころ、外部児童と本校児童がいっしょになって記念写真撮影も行われました。たくさんの保護者や本校職員がカメラを手に、笑顔あふれる記念の一枚を撮影しました。短い時間でしたが、持松小で過ごした一日の思い出を残す大切な瞬間となったように思います。本校の児童だけでなく、外部児童も、みな晴れやかな表情で、充実感と「また来たい。」という気持ちを感じさせていたようでした。

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第79回持松小・校区合同大運動会〜地域とともに、子どもたちの笑顔と成長が輝いた一日〜 その③

 午前の部では、綱引き、大玉転がし、団体種目「台風の目」、ダンス「あいうえおんがく」、一輪車演技など、子どもたちの元気な姿が次々と見られました。ダンスでは、手首につけた飾りを揺らしながら笑顔いっぱいに踊る姿がとてもかわいらしく、観客からも自然と笑顔がこぼれました。また、綱引きでは、白組が2勝1敗で勝利。力いっぱい綱を引く子どもたちの表情は真剣そのものでした。

 持松小の伝統でもある一輪車演技では、全校児童7名がコミカルな動きで登場。赤と黄色のスカーフを首に巻き、音楽に合わせて笑顔で入場する姿もとても華やかで、秋空の下でスカーフが美しくひらめきました。特に1年生の女の子が一人で演技する場面では、会場全体が息をのむように見守り、成功した瞬間に大きな拍手が起こりました。中・高学年の子どもたちも息を合わせ、練習の成果を発揮しました。最後の大技「大車輪」では全員の動きが完璧にそろい、見事に成功。会場中に歓声が響き、子どもたちの顔には達成感と誇らしさがあふれていました。4月から日々、こつこつと努力を重ねてきたその姿に、見ている大人たちも胸が熱くなりました。

 昼食の時間になると、子どもたちはお家の方が作ってくださったおいしいお弁当を家族や友達と囲み、笑顔いっぱいのひとときを過ごしました。「おいしい!」「午後もがんばろう!」という明るい声があちこちから聞こえ、校庭には穏やかな時間が流れました。芝生の上に広がるお弁当の輪は、まさに持松小らしい温かな光景でした。

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第79回持松小・校区合同大運動会〜地域とともに、子どもたちの笑顔と成長が輝いた一日〜 その②

 今年は霧島市内各地から23名の外部児童と保護者が参加してくれましたので、地域全体と一体になって盛り上がりました。開会式では、赤組団長の6年生の女の子と白組団長の4年生の男の子が代表として力強く選手宣誓を行いました。「最後まであきらめずに頑張ります!」というはっきりとした声が青空に響き、観客席から大きな拍手が送られました。入場行進の直前には、外部児童も赤白に分かれて応援練習を行いましたので、応援合戦もいつも以上に元気いっぱいの声が聞こえてきました。

 運動会の歌では、全員が拳を突き上げながら「ゴー!ゴー!ゴー!」と声を合わせ、会場が一体感に包まれました。

 開会式・閉会式では、各種係は大学生や中学生が中心となって運営を支えてくれました。その中で、持松小の児童7名も、自分たちに与えられた役割をしっかりと果たしました。準備運動や整理運動、競技上の注意の呼びかけ、運動会の歌や校歌の指揮、参加賞授与の補助など、一人ひとりが自分の出番を理解し、堂々と取り組む姿が印象的でした。特に、緊張感のある式の中で落ち着いて動く姿や、周囲に合わせて声や動きを整える姿には、極小規模校ならではの集中力と責任感が感じられました。7人全員が「自分たちの学校の運動会を自分たちでつくる」という意識をもち、その姿に地域の方々から温かい拍手が送られました。

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第79回持松小・校区合同大運動会 〜地域とともに、子どもたちの笑顔と成長が輝いた一日〜 その①

 10月12日(日)、秋晴れの空の下、第79回持松小学校・持松校区合同大運動会が開催されました。木曜日の時点では台風の接近が心配され、十分な準備ができない状況でした。しかし当日の朝、先生方や地域の方々が早朝から集まり、テント張りや万国旗の取り付け、長机やイス運び、ライン引きなどを手際よく進めてくださいました。おかげで、予定どおり8時35分からの入場行進に間に合い、秋のさわやかな風の中で、子どもたちの元気な声が校庭いっぱいに響き渡りました。短時間で見事に整った会場に立つと、子どもたちは自然と背筋を伸ばし、これまでの練習の成果を出し切ろうという決意に満ちた表情を見せていました。

 今年のスローガンは「最後まであきらめない みんなの気持ちを一つに!」です。この言葉は、全校児童7名が自分たちで話し合いながら決めたものです。「少ない人数でも、心を合わせればできる。」「一人ひとりの力を信じよう。」という子どもたちの思いが込められています。玄関にはスローガンとともに、「ぼく・わたしの運動会のめあて」が祝詞と並んで掲示されました。「一輪車の大技を成功させたい」「大きな声で応援する」「リレーで最後まで走り切る」など、それぞれが自分の課題と目標をしっかりと見つめて書いており、来校者の目を引いていました。さらに、少しでも子どもたちの生の声が伝わるようにと、外部児童保護者に配布した特認児童募集の案内の裏面に、子どもたちの「めあて」と笑顔の写真を掲載しました。表紙側には募集案内、裏面には子どもたちの明るい表情が並び、持松小の温かい雰囲気や魅力がひと目で分かる仕上がりに致しました。

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2025年10月10日 (金)

明後日いよいよ運動会!見どころは!

運動会がいよいよ明後日に迫ってきました。

これまで応援団の練習等をしていました昼休みですが,今日はさすがに直前ということから,練習はなし。ということで,5・6年教室に児童全員が集まり,久し振りにボードゲームなどをしてゆっくりと過ごしていました。

ところで,子どもたちは運動会において,それぞれどんなところを見てほしいと思っているのでしょうか。ブログ特別企画『運動会 ぼく わたしのここを見てね』として1人1人に書いてもらいました。(平仮名で書いてくれていたところは,読みやすいように漢字になおしています。)

みんな一輪車演技だろうなと思っていましたが,そうでもなかったことが意外でした。

昨日,心配していました天気の方も,今のところどうにか校庭で実施できそうな予報に変わってきてきていました。7名の子どもたちが,全力で頑張る持松大運動会。青空の下で実施できますように!

◎1年女子 … 一輪車をがんばりたいです。

◎2年男子 … 応援団やかけっこやリレーや大玉転がしや一輪車やダンスをがんばりたいです。

         特にダンスは,今日間違えてしまったので,本番は間違えないようにしたいで

         す。

◎3年男子 … ぼくは,全部見てほしいけど,特にリレーを見てほしい。バトンパスを頑張って

         練習してるから見てほしい。

◎3年女子 … 私は,全部見てほしいけど,特に見てほしいことは応援団です。なぜなら,今ま

         での練習の成果で,大きな声で応援するのを見てほしいからです。

◎4年男子 … 運動会の競技は全部見てほしいけど,ぼくは特に一輪車と応援団を見てほしい。

         理由は,どちらも朝と昼休みを使って練習を頑張ったから。ぜひ全部見てね。

◎4年女子 … 私は,リレーを最後まであきらめずに1周走り切りたいです。そしてバトンを笑

         さんに渡したいです。負けても勝っても,ここだけは絶対見てほしいです。

◎6年女子 … 私が注目して見てほしいのは,ダンスと一輪車です。ダンスはおもしろい動きな

         どがあるので,そこに注目してください。そして一輪車は,最後の大技に注目し

         て見てほしいです。

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2025年10月 9日 (木)

雨天時のために

運動会当日の天気の雲行きが怪しくなってきました。

1週間前までは曇りから晴れマークでしたが,台風が発生してしまい,どうやら日曜日に接近しそうです。

多少ずれてはいますが,今のところ予報円内には入ってくる予定のようです。

そのため,今日の運動会練習は,本当なら昨日の予行練習の反省を活かして実施する計画でしたが,雨天時の開・閉会式の確認を主にすることにしました。

体育館で実施する場合の立ち位置から入退場までを行いました。

外気温よりも暑い中でしたが,日が迫っていることもあって,子どもたちは真剣に取り組んでくれました。

5・6校時は,保護者や地域の方も来校されての運動会準備でした。

本来なら万国旗を張ったりテントや門を立てたりするはずでしたが,万国旗は張れず,テントは骨組みだけ,門は準備だけして倒しておくなどしかできませんでした。

本校の運動会は,基本的に雨の場合でも体育館で実施します。実際に3年前は体育館で実施しています。しかし,台風直撃となると話は違ってきます。通常通り校庭でできる場合,体育館実施の場合,中止の場合と3通り考えておかなければなりません。

また,外部児童や国際大学生等の連絡関係もでてきます。実施判断の難しさとともに,これから当日の朝まで,忙しくなりそうです。

日曜日,どうにか晴天になってくれることを願っているところです。

最後になりましたが,本日,会場づくりにご協力いただきました保護者及び地域の皆様方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

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校長先生の温かい手仕事 〜校舎を彩る姿に感謝を込めて〜

 秋晴れの青空の下、本校の体育館の前には、はしごをかけて黙々と作業に励む校長先生のお姿がありました。今週は、体育館や校門付近の壁をペンキで丁寧に塗り直してくださっています。長いはしごの上に立ち、汗をぬぐいながら集中して筆を動かす校長先生の姿に、子どもたちも保護者の皆様も思わず足を止めて見入っていました。

 実は、このような作業は今回が初めてではありません。3年前から、朝礼台や鉄棒、ジャングルジムなどの遊具に至るまで、校長先生自らが時間を見つけてはペンキを塗り直してくださっています。子どもたちが毎日安心して使えるように、そして保護者の皆様が訪れたときに少しでも明るく清潔な印象を持っていただけるようにと、地道に手を動かされてきました。そのひとつひとつの作業には「子どもファースト」の思いが込められています。

 今回の作業では、特に集中を要するのが「持松小学校体育館」と刻まれた白い文字の部分です。文字にペンキがはみ出さないように、細い筆を使って慎重に縁取りをしながら塗り進める姿は、まるで職人のようでした。実際に、本職の塗装業者の方からも「塗り具合がまるでプロのようだ。」とお褒めの言葉をいただいたほどです。

 炎天下の作業は決して楽なものではありません。額には玉のような汗がにじみ、背中までぐっしょりと濡れています。しかし、そんなことを少しも意に介さず、校長先生は「子どもたちのために」と黙々と作業を続けてくださっています。その姿には、見守る私たち職員も頭が下がる思いです。

 きれいに塗り直された体育館の壁は、まるで生まれ変わったように鮮やかさを取り戻しました。以前の少しくすんだ色合いが一掃され、子どもたちの明るい笑顔がさらに映えるようになったと感じます。登下校の際に校門をくぐった保護者や本校に来校される方からは、「見違えるようにきれいになった。」「校長先生がご自分で塗っているなんて本当に驚きました。」「ありがたいことですね。」といった声が次々に寄せられています。

 子どもたちもまた、休み時間に体育館の前を通りかかると「校長先生、がんばってください!」「すごい!」と声をかけたり、じっと作業を見上げたりしていました。その眼差しには、尊敬や感謝、そして「自分たちの学校を大切にしてもらっている」という安心感が表れていました。こうした経験は、子どもたちの心に「学校を大事にする気持ち」を育むきっかけになるに違いありません。

 校長先生のこうした手仕事は、単なる修繕や美化活動にとどまるものではなく、子どもたちにとっては「自分たちのために大人が本気で取り組んでくれている」という実感を与えてくれる、大切な教育の一環だと感じます。見違えるようにきれいになった校舎や遊具は、地域の方々にとっても誇りであり、子どもたちの学びや成長を支える温かな環境づくりにつながっています。

 今後も持松小学校は、子どもたちが安心して笑顔で通える学校であるために、職員一同で力を合わせて取り組んでまいります。その象徴とも言える校長先生の姿は、きっと子どもたちの心に長く刻まれていくことでしょう。

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2025年10月 8日 (水)

運動会予行練習の感想

昨日,お伝えいたしました通り,今日の1・2校時は予行練習でした。

開会式から応援団のエール交換,短距離走,ダンス,一輪車競技,応援合戦,玉入れ,本校児童のみでの紅白対抗リレー,そして閉会式を行いました。(台風の目,綱引き,大玉転がしは入退場のみ)

子どもたちは,これまでの練習をいかして,それぞれしっかり取り組む姿を目にすることができました。

ダンスは,初めて最初から最後まで見ましたが,1人1人の異なるポーズだったりコミカルな振り付けがあったりして,楽しい演技に仕上がっていました。

ただ,真顔で演技している子どもが多かったので,楽しいダンスに合った笑顔で踊れるといいなあと思いました。そんな中でも,1年生と3年生の女の子は,場慣れしているのかにこにこしながら踊っていて,ダンスを楽しんでいることが伝わってきました。

一輪車演技は,失敗するシーンもありましたが,大きく目立つような感じではなく,4月から取り組んできた子どもが大半であることを考えれば十分な出来でした。

玉入れは,やり方に慣れていた方がよいだろうということで,1つのかごにどちらもお手玉を投げて練習させることでした。子どもには難しいようで,思ったようにはなかなか入らず,教頭先生が中の玉を数えたら10個でした。

最初は曇り空でよかったのですが,時々日が差すと,かなり暑く,疲れた顔の子どももいましたので,今日はゆっくり休ませてください。

なお,今日はこの後,放課後に職員で予行反省を出し合い,最後の確認をしていきます。明日は,午後2時から会場準備になります。ご都合が付きましたら参加していただきますと助かります。

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2025年10月 7日 (火)

運動会の会場準備 着々と

今度の日曜日が,本校の運動会になります。

1,2週間前に刈ったのに,もう草が生えてきていましたので,今日は1日草刈りと芝刈りでした。

掃除時間には,子どもたちと職員が,グランドの走路の苔をこさいだり草を取ったりしてくれましたので,見違えるほどきれいになりました。

明日は予行練習,明後日は会場づくりです。いよいよ運動会が迫ってきました。

子どもたちが整ったきれいな環境で,精一杯力が発揮できるようにしたいと思います。

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陸上記録会に向けて、あきらめずに挑戦!

  10月16日に行われる陸上記録会に向けて、6年生の女の子が昼休みに練習をしていました。今日は、担任と、かつて陸上を習っていた3・4年担任の2人と一緒に、ハードル走の練習に取り組みました。

  スタートの姿勢や踏み切りのタイミングを何度も確かめながら、集中して練習に臨みました。練習の後に女の子に聞いてみたところ、陸上経験のある先生からは、「ハードルとハードルの間を常に4歩で行くことを意識しよう。」という具体的なアドバイスがあったそうです。児童はその言葉を常に意識しながらテンポよく走るリズムをつかもうと頑張ったそうです。

担任の先生からは、「あきらめないこと」と「自信を持つこと」という励ましの言葉がかけられました。その言葉どおり、児童は失敗しても何度も立ち上がり、ハードルへと向かっていきました。走るたびにフォームが安定し、ハードルを越える動きが軽やかになっていく様子に、見ている先生方も思わず笑顔になっていました。

  練習の終わりには、「とても疲れたけれど、4歩でリズムよく走れるようになってきた。」と、自信に満ちた声も聞かれました。

  本番まであと少し。努力の積み重ねを信じて、自信を持ってスタートラインに立ってほしいと思います。あきらめずに挑戦するたった一人の女の子の姿こそ、持松小の誇りです。

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プロフィール

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。