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2025年11月

2025年11月 6日 (木)

毎日の積み重ねが健康な体をつくる

青空が広がり,風もなく,穏やかなとても過ごしやすい一日です。

登校した子どもたちから順に,体育服に着替えて校庭に出ていき,走り出します。

一輪車練習前の朝のかけ足です。私が見ているときは,午前7時40分くらいと早い時刻だったため,4人の子どもが走っていました。

校門入口近くの生け垣を刈っていたので,その様子がよく分かりました。

自分のペースで黙々と走っています。中には疲れたのか途中で歩き出し,そこからまたスピードを出して走り始める子どももいます。

「できるだけ同じスピードで走るよ。息は2回吸って2回吐く。スースーハーハー。スースーハーハー。」と伝えます。

昨日,今年度から特認児童として通学している3年生の女の子のお母さんと,話をする機会がありました。

「持松小で学校生活を送るようになってから,風邪をひいたり体調がすぐれなかったりして休むことが本当になくなって喜んでいます。」

「そうなんですか?4月からこれまで,1日も休まずに登校してくれているので,いつも元気な子どもさんかと思っていました。数日前まで半袖を着てましたし。」と私。

「そんなことないんです。わりとすぐに風邪をひいたり発熱したりして休んでいました。持松小に来て,体力が付いてきているのを感じます。」

とても嬉しい気持ちになりました。

本人の努力の賜物です。毎日しっかりと体力づくりをしているからこそ健康な体がつくられます。

そういえば,運動会の作文に,4年生の女の子が,「以前走った時に負けていた子と走ったけど,勝つことができて嬉しかった。」と書いてありました。

毎日こつこつと積み重ねてきたことは,しっかりと力になって蓄えられるものです。本校のキャッチフレーズ「努力貯金で3つの花を咲かせよう!」とも重なります。

持久走大会も近いです。これからますます寒くなりますが,自分に負けずに頑張っていきましょうね。

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2025年11月 5日 (水)

明後日の出番を待つ衣装

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市音楽のつどいと学習発表会が明後日に近付いてきました。

中~大規模校なら,出番は1つか2つですが,本校は全児童7名ですので,特に学習発表会ではみんなが出ずっぱりです。

合奏から始まり,今年度,音楽担当の6年担任が仲良し音楽で取り入れ,子どもたちが練習してきた「カップス」。休憩の後,合唱と続き,最後は本校伝統のオペレッタ「臼崎のトッコ石」を全児童が続けて行います。

今日は予行練習を行いました。合奏やカップスは,子どもによって少し間違う場面が見られました。オペレッタは,以前と比べると,動作が大きくなっていて自信をもって演技していることが分かりました。あとは見ている人に話の筋が伝わるようにゆっくりと,そして感情を込めて台詞を言えると,さらによくなりそうだなと思いました。

でも,一生懸命取り組むことが何よりも大切です。

これまでの持松小の子どもが代々着用してきた,今はハンガーにかかっているオペレッタの衣装も,今年の子どもたちはどんな演技を見せてくれるのか,きっと楽しみにしていることでしょう。

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自分の命を守るために~シェイクアウト訓練~

シェイクアウト訓練とは、地震が起きたときに自分の身を守るための行動を身に付ける防災訓練です。合い言葉は「しゃがむ」「かくれる」「じっとする」。この3つの動作を基本として、いざというときに落ち着いて行動できるようにすることを目的としています。

本校でも、今日の2時間目に全校児童7名が体育館で霧島市のシェイクアウト訓練に合わせて実施しました。当日は放送の音が聞こえなかったため、市のホームページに掲載されている音声を活用しました。放送が流れると、児童は少し緊張した表情を見せましたが、教員の指示をよく聞きながら「ダンゴムシのポーズ」で頭を守る姿勢をとることができました。体育館には机や柱がないため、自分の体で頭を守ることが最も安全であることを確認しました。

揺れが収まった想定のあと、全員で体育館の真ん中に集まり、危険な場所を確認しました。「時計の下は落ちてくるかもしれないね。」「バスケットゴールや電気の真下はあぶない。」といった声も上がり、一人一人が安全に対する意識を高めることができました。

全員で校庭に避難した後は人数確認を行い、「自分の命は自分で守る」という大切さをあらためて学びました。少人数だからこそ、全員の行動を確実に確認でき、丁寧な訓練となりました。今後も、いざというときに落ち着いて行動できるよう、日ごろから安全意識を高めていきます。

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2025年11月 4日 (火)

学校での事故を減らすには…  11月全校朝会

朝の時間は全校朝会でした。

陸上記録会の賞状が届いていましたので,表彰式をしてから始めました。

プレゼンテーションソフトでスライドをつくり,いつものように言葉入れかえゲーム,なぞなぞをして,子どもたちが楽しい気持ちで話を聞けるように進めました。

長男(今はもう30歳ですが)が小学1年生の時,全校朝会になると決まって抜けだし,1人だけブランコに乗っていたということがありました。当時の担任の先生が,側に駆け寄って「みんなが聞いているのになぜ聞けないの?」と聞いたところ「だって校長先生の話がつまんないんだもん。」と言ったそうで,それが今でも強く残っていて,「校長になったら,子どもが聞いても分からなかったりつまらなかったりするような話には絶対にしたくないな。」と思っていて,少しだけ工夫しているところです。(それだけ我が子が落ち着きのない子どもだったということもあるのですが…。)

さて,話が横道にそれました。その後,本題の「学校での事故を減らすには」について話しました。

今月,なぜこの題で話をしたのかというと,運動会後の子どもたちに,今まではあまり見られなかった廊下を走ったりふざけたりしている様子があって,気になっていたからです。

どんなふうに話をしようか考えているときに,養護教諭の先生に保健日誌を借りて子どもたちの状況を調べたところ,10月に入ってからの怪我の回数がそれまでと比べて著しく増えていましたので,まず,それを表にして子どもたちに見せました。(4月:3回 5月:2回 6・7月:0回 9月:5回 10月:ナント13回!)

それから怪我の発生場所や種類,個々の怪我の回数などの表も見せて,『けがをしないために気を付けないといけないことは何だろう』と質問しました。(本当なら話し合いができるとよいのですが,時間的に難しかったので発表してもらいました。)子どもたちからは「落ち着いて生活することが大切。」「廊下で走らない。」などが出されました。

最後に,ハインリッヒの法則というきまりを伝えました。安全管理でよく目にする法則なので,知っている方も多いと思います。1件の大きな事故や怪我が起きる前には29件の軽い事故や怪我があり,また,事故や怪我にはならなかったけど,「危なかった。もう少しで怪我をするところだった。」ということが300回は起こっているという状況があるというものです。

今年度はすでに23件の怪我が起こっているので,ハインリッヒの法則から,このままでいくと,重大な事故が起きる可能性が高い。だからこそ,普段から「危なかった。」がないように,周りに注意して安全に過ごせるようにしましょう。ということで締めくくったところでした。

今日の昼休みは,これまでよりも落ち着いた行動を取っている子どもが多かったです。

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お気軽にお越しください  ~地域が育む「かごしまの教育」県民週間~

11月1日(土)~7日(金)まで地域が育む「かごしまの教育」県民週間期間です。

「地域が育む『かごしまの教育』県民週間」とは,鹿児島県の教育の充実と発展を図るため,毎年11月1日~7日を地域が育む『かごしまの教育』県民週間として,鹿児島県内のすべての小・中学校において学校を開放し,自由に参観できるようにすることで,地域に身近な学校にするとともに,多くの方に学校を知ってもらう機会にするという鹿児島県教育委員会の取組になります。

今年度は,1日と2日が週休日にあたっていたため,本校(おそらく他校も同様だとは思います。)では,本日からのスタートになりました。

保護者や地域の方以外でも,本校に興味がある1人でも多くの皆様方に,見に来ていただければと思っています。

県民週間期間の校時表等は以下の通りです。(駐車場は,来客用駐車場に止めてください。)

なお,学習発表会は,11月7日(金)14:05~15:05 体育館で開催予定です。こちらの行事も県民週間期間にあたりますので,ご遠慮なくお越しください。(学習発表会プログラムは3枚目の画像の通りです。)

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。