2025年6月17日 (火)

ガールズトークならぬ虫トーク

今朝,いつものように立哨に行くと,登校してきていた子どもたちが集まって興奮していました。

どうしたのか聞くと,小さなコクワガタがいるとのこと。どうやら夜の内に,学校前のお店の自販機の明かりに来ていたようです。とても元気で,よく動きます。

1年生の女の子のお父さんが,小さな容器を持ってきてくださったので,3年生の男の子がそれに葉っぱを入れて,学校に持ってきました。

その後,登校してきた子どもたちも興奮を隠せません。私にどうやって飼えばよいのか聞きながら,一輪車練習も忘れて,コクワガタの住まいづくりに没頭していました。(今日は誰も一輪車練習をしなかったと思います。)

一輪車練習に行く途中の渡り廊下では,2人の女の子が座って話をしてましたので,「ガールズトークだね。」と話しかけると,3年の女の子が夏のキャンプで経験した羽化前の虫の話をしていたのでした…。

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2025年6月16日 (月)

虫への優しさが育っているね

2年生の男の子は,虫が大好きです。持松の豊かな自然の中で,多くの虫を探し,見つけてふれ合っています。

今日は,廊下の電灯(本校の廊下は暗いので,電気を付けていました。)に,オニヤンマ系の黄色と黒色の縞模様が入った大きいトンボが寄ってきていました。

「これは,また喜ぶぞ。」と思い,網で捕まえて虫かごに入れておきました。

休み時間に,早速その男の子に伝えると,しばらく観察した後,虫かごをそのまま持って玄関に行き,かごの上の蓋を開けて,逃がしてあげていました。

「やさしいね。」と伝えると,「校長先生が昨日見せてくれたイシガキチョウが,朝,玄関に入ってきていたので,捕まえて逃がしてあげました。」との返事がありました。

以前は捕まえた虫は,その度毎に家に持って帰っていましたが,近頃は逃がしてあげることが多くなりました。

優しい気持ちが育ってきているようで嬉しくなることでした。

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廊下の棚の模様替え

暑い日が続くようになりました。本校の廊下は湿気で床が水を撒いたようです。

本校に赴任して違和感があった一つは,廊下の棚が開けっぱなしになっていたことです。

当時,いらっしゃった先生に尋ねたら,「湿気がすごいので,戸を閉めるとカビがすごいんです。」と言っていらっしゃったので,雑然としているように見えるけど仕方がないのかなと思っていました。

今年度に入り,安全点検でもカビの件が出されていたことから,使っていない戸をはずしてカーテンを付けたらどうかと考えました。

つっぱり棒を買い,学校主事さんがアイデアを出してテーブルクロスを切って工夫し,カーテン代わりにしてくださいました。

使いやすいようにちゃんとカーテンのように開け閉めができます。色も落ち着いていて,廊下が涼しげになりました。ビフォーアフターをご覧ください。

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プール開きがありました!

   今日は待ちに待ったプール開きの日でした。土曜授業日ということもあり、保護者の方も2名お越しいただき、子どもたちの新しい挑戦を温かく見守ってくださいました。
梅雨の合間の6月14日、朝からやや肌寒い天候でしたが、子どもたちの水泳への期待と熱意は十分に感じられました。プール開きの式では、まず校長先生から水泳学習の意義についてお話をいただき、続いて安全な利用方法について確認を行いました。


 そして一人ひとりの目標発表の時間です。子どもたちは少し緊張しながらも、しっかりとした声で自分の目標を発表してくれました。「平泳ぎができるようになりたいです」「25メートル泳げるようになりたいです」「息継ぎを上手にできるようになりたいです」など、それぞれが具体的で前向きな目標を掲げる姿が印象的でした。高学年の子どもたちは泳法の向上を、低学年の子どもたちは水に慣れることや基本的な動作の習得を目標にしており、一人ひとりの成長段階に応じた目標設定ができていました。


 いよいよ水泳学習のスタートです。まずは全員でだるま浮きに挑戦しました。膝を抱えて丸くなり、水面に浮かぶ練習です。最初は怖がっていた子どもたちも、友達の応援や先生方の優しい声かけで、だんだんとコツを掴んでいきました。
次に、バディシステムを活用した水中じゃんけんを行いました。二人組になって水中に潜り、じゃんけんをする活動です。子どもたちは「せーの」の合図で一斉に水中に潜り、水中でじゃんけんを楽しんでいました。勝負の結果に一喜一憂しながらも、自然と水に慣れ親しんでいく様子が見られました。この活動を通して、水中で目を開けることや息を止めることにも慣れていきます。
 特に印象的だったのは、1年生の女の子の成長でした。最初は小さなプールでワニさん歩きから始めました。手を池の底について四つん這いになり、ワニのように水中を歩く練習です。「ワニさんみたいに歩けるかな」という先生の声かけに、最初は恐る恐るでしたが、だんだんと笑顔が見られるようになりました。友達の応援もあり、最後には自信を持ってワニさん歩きができるようになっていました。


 天候はやや肌寒く、水泳学習日和とは言えなかったかもしれませんが、子どもたちの元気な声がプールサイドに響いていました。保護者の方々も、我が子の頑張る姿を温かく見守ってくださり、時には拍手で応援してくださいました。


 これから夏本番に向けて、子どもたちが掲げた目標の実現に向けて、安全を第一に考えながら充実した水泳学習を展開していきます。一人ひとりのペースに合わせ、水泳の楽しさを感じながら技能を向上させていけるよう、職員一同全力でサポートしてまいります。
今日のプール開きが、子どもたちにとって素晴らしい夏の思い出の第一歩となることを願っています。

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2025年6月14日 (土)

朝の1コマ 中学生も一緒に

今日は土曜授業日でした。

本校の入口には持松小前というバス停があり,学校がある日は,持松2区に住んでいる中学生3名が,このバス停から乗車して牧園中学校に行きます。

ですから,中学校といえども誰が休んだかがすぐ分かります。

平日は午前7時15分頃にバスが来ますのであまり話をする時間はありませんが,土曜日はいつもの路線バスではなくマイクロバスが通常より少し遅く来ることから,バスが来るまでに少し時間があります。

そこで,今朝は,いつもはあまり話を聞くことができない中学校生活についていろいろと(テスト結果や恋バナなども)聞くことができました。

朝,いつも中学生と会うのを楽しみにして早く来る小学生もいますので,今日はみんなで写真を撮りました。

昨年度の卒業生で,もう1人別の場所から乗ってくる中学生も1人いて,いつもはコースが違うので会えないのですが,今日は逆のコースでしたので,バスの中の元気そうな顔を見ることもできました。

小学生の後輩たちも頑張っています。卒業した中学生も,持松で蓄えた力を中学校でも発揮してよりよく成長してくれることを期待しています。

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梅ちぎり

ここ数日雨が続いていましたが,昨日は久し振りの晴天でした。

1・2年担任は,子どもたちにいろいろな体験をさせてくださいます。毎年,この時期になると,校舎裏にある梅の木から実を取り,夏の暑いときのご褒美である梅ジュースを子どもたちと一緒につくってくださることも体験の1つです。

昨年は裏年だったのか,梅の実があまり取れませんでしたが,今年は鈴なりに実っていましたので,いつ取るか思案していらっしゃったようでした。

それが,昨日ようやく晴れましたので,時間割を調整して,急遽全児童で梅ちぎりを実施しました。

職員が長い棒で枝を揺すると梅がこれでもかと落ちてきます。子どもたちも「すごい!すごい!」と言って,次々と拾っていきました。

ちぎり終わってから,合わせてどれくらいだったか尋ねてみましたところ,1本の梅の木から18.5kgの実がとれたそうです。

あまりにも多いので,子どもたちと梅干しづくりもされるそうです。梅ジュースや梅干しの作り方,しっかりと聞いておくと,子どもたちもつくれるようになりそうですね。

私もお裾分けに梅の実を少しいただきましたので,梅酒か梅ジュースをつくってみたいと思います。

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2025年6月13日 (金)

大胆な仕掛けのある教頭先生の読み聞かせ

今朝は,教頭先生の読み聞かせでした。

昨日,話をしたときに「ぼくは,こういう時,いつも読んでいる本があるんですよね。」とおっしゃっていたので,どんな本かな?と思っていましたところ,【ずーっとずっとだいすきだよ】という絵本でした。エルフィーという犬と一緒に過ごしたぼく。最後にその犬が旅立つのですが,いつも「大好きだよ。」とエルフィーに伝えていたので,ぼくの気持ちはきっとエルフィーに伝わっていたに違いないと思うお話です。(ざっくりしていてすみません)

教頭先生は「エルフィーはこんなにちらかしちゃダメだよね。」「怒りたくなるよね。みんなならどう?」と読み聞かせをしながらも,ちょくちょく子どもたちに感想を聞かれたり同意を求めたりしました。子どもたちが答えることはありませんでしたが,その度にそれぞれが考えていたようでしたので,読み聞かせにもこんな手法があるのだなと思うことでした。

最後に,「大好きな人には大好きと言葉にしなければ伝わらないんだよ。家の人に好きだよと伝えていますか。伝えていなければぜひ伝えてください。」「ここにいる先生方にも好きな先生がいるでしょう?今,席を立って伝えてごらん。」と言われました。

突然のことに一瞬とまどう子どもたち。すると,真っ先に2年生の男の子が私の元にきて「大好きです。」と伝えてくれました。人から,ましてや子どもから好きなんて言われたことがここうん十年ありませんでしたので,こちらもやや動揺しましたが,「ありがとう。嬉しいです。先生も大好きだよ。」と伝えました。その後,3年生の男の子,6年生の女の子,4年生の男の子が来てくれました。(動揺があったので,その場面の写真はありません。)

 何と大胆な仕掛けがある読み聞かせなのでしょう。教頭先生は,担任をしているときに授業参観で,同じように読みきかせをされ,最後にはやっぱり同じように子どもたちに「大好きと言ってきてごらん。」と言ってきたそうです。

家族だから言わなくても分かる…とは言うものの,言葉にして伝えてもらうととても嬉しいものだということが実感できて,親子の絆が深まる取組だと思うことでした。

今日,帰ったら,それぞれのご家庭で子どもたちの「大好き。」が聞けるかもしれませんね。

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2025年6月12日 (木)

図工「絵に表す」時間 3・4・6年

1~3校時は図工の時間でした。「絵に表す」単元でしたので,私が授業を行いました。

3・4年と6年は別々に行うのが本来ですが,6年生が1人ということや,昨年度の経験があることから,3・4・6年一緒に行いました。

1校時は,優れた作品の鑑賞をしながら,それぞれの題材を決めたり,工夫して表現しているところを見つけたりしました。題材を決める際には,見学学習で見た消防車や公園で遊んだことなどいろいろと提案してみたのですが,5人とも学校を題材にしてかくことに決めました。(雨が降っていて,外から見た風景を題材にするのが難しかったのが残念でした。)

そして,2校時からそれぞれが決めた場所に行ってかきはじめ,時にはタブレットで大きく伸ばして細かいところを確認したり人物を入れて写真を撮って実際の場所と見比べたりするなど工夫し,どの子どもも最後まで集中を切らすことなく取り組むことができました。

3校時ももう終わるという時,3年の男の子は,「え?もう3時間目が終わるの?2時間目の終わりじゃないの?」と言って驚いていましたので,「集中して取り組めた証だね。」と伝えることでした。

出来上がった絵は,鹿児島県図画作品審査会や霧島美術展に出品する予定です。

子どもたちもやる気に満ちていますので,どんな作品に仕上がるのか,今年も楽しみです。

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選書会 

4校時,選書会を行いました。

金海堂さんが400冊以上ある絵本や図鑑などを昨日のうちに運んでくださっていましたので,学校司書の先生の注意を聞いた後,1人2冊ずつお気に入りの本を選びました。

同じような本が重複しないようにしないといけませんので,選んだ本が必ず図書室に入るわけではありませんが,できるだけ入るようにしてくださいますので,選んだ本が納入してくるのを楽しみにしてほしいと思います。

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2025年6月11日 (水)

校長室の胡蝶蘭

本校に赴任した際,引っ越しの手伝いに来てくれた叔母に,お祝いにと胡蝶蘭の鉢をいただきましので,校長室に置きました。

その年は,2列にきれいな白い花が並んだ状態で,校長室に訪れた方の目を長いこと楽しませてくれました。

花が落ち,冬を迎えてもう咲かないかもと,花に詳しくない私は思っていたのですが,鉢と一緒に付いてきた「胡蝶蘭のお手入れ」というパンフレットを読むと,~お花が終わったら~というページがあり,そこに二度咲きを楽しみたい場合は,「節を探して上1cmくらいを切ってください。」と書いてありました。

そこでハサミを火であぶって消毒し,切ってみました。そうしたところ,次の年もいただいた時の花よりはきれいに並んでいませんが,見事に開花し,2年目も楽しませてくれました。

花が落ちた2年目の冬。再び節から上を同じやり方で切ってみましたが,去年の冬があまりにも寒かったからか,パンフレットにあった植え替えや根切りを行わなかったからなのか,切った節から枯れてきて,しぼんでしまいました。

さすがに3回目は無理かなとあきらめながらも,乾燥しないようにこまめに薄めた木酢液だけはやっていましたら,別のところから花芽が伸びてきて,今日,2輪が開花しました。

花芽の方向はちぐはぐで,お世辞にもきれいではないのですが,ずっと大事に思い,見てあげていれば応えてくれるのだな。教育とも相通じるな。と気付かせてもらったことでした。

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プロフィール

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。