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2025年9月 9日 (火)

図工というより生活科 虫と遊ぼう?

2・3校時,担任が出張でしたので,1・2年の補教に入りました。

図工で,虫の絵をかくようにお願いされていましたので,何の虫をかくか聞いてみると,2人とも「カマキリをかきたい。」と言うことで,まずはカマキリ探しに行きました。

2年生が,「体育館の外側の上にいたよ。」と言ってきましたので,行ってみると2階の窓枠の金網に,確かにいました。

体育館の中に入り,2階に上り,どうにか落とせないかと棒で金網をたたいたのですが,うまく落ちてくれませんでした。「他のところにもいるかもよ。」と言って,3人でいろいろなところを探して見たのですが,見つかりません。

最後にプールをぐるっと一回りしてみました。水の中にはアメンボやゲンゴロウ,ヤゴなどいろいろな虫がいました。「ゲンゴロウをかけばいいんじゃない?」と私。「ゲンゴロウはこの前かいたよ。」と2年生。そうだったっけ。やっぱりカマキリがかきたいようです。

あきらめかけていたその時,奇跡的にいました!プールの縁のところに1匹のカマキリ。さっそくつかまえ,教室に持っていきました。2年生が言うにはタイワンカマキリだそう。私も詳細な名称までは知りませんでした。「水の近くにいたから,ハリガネムシが体の中に入っているかも。」2年生とは思えない虫の知識です。

とりあえず題材が見つかり,ようやく絵に入れます。

「顔はどんな形してる?」「三角。」1年生,2年生ともに答えます。「じゃあ,カマキリの顔の三角をかいてみようか。」「顔には何がある?」「目。目と目の間に線がある。」「触角。」などと問答しながら進めていきます。

2校時が終わり,休み時間を経て3校時に入ると,2年生の手に別の虫がいます。ナナフシでした。「もうナナフシが出てくる季節なんだね。じゃあナナフシをかいてみる?」と言うと2年生は題材をナナフシに切り替えてかきだしました。

1年生が,カマキリをかき終わりました。「カマキリの周りに何かかきたいものあるかな?」と聞くと「バッタ。」と答える1年生。カマキリの餌としてかきたいようでした。今度はバッタをつかまえに行きました。小さいバッタは校庭の芝生にいっぱいいるので,今度はすぐに捕まえることができました。

カマキリが入っているケースに入れると,バッタがカマキリの背中に乗りました。「背中に乗ってるよ。仲良しだね。」と言っていたのですが,目を離した瞬間,カマキリがカマでバッタをつかまえて食べ始めました。1年生,2年生ともに,食べる瞬間を見たことがなかったようで,2人とも食い入るように見ていました。

ケースに目を近付けたり,「タブレットを持ってきていいですか。」と言って写真を撮ったりしました。1年生は,カマキリの口の前にバッタをかき,食べているところを絵にかき始めました。

2年生がかいているナナフシはほぼ動かないので,画用紙の上に置いて,見ながらかけるようにしました。

3校時終了前に,2人とも線描が終わりました。明日,着色に入ります。

さて,ここで話は終わりません。プールの縁にいたカマキリですので,おそらく体の中にハリガネムシがいるはずです。バケツに水を入れ,それにカマキリを入れてしばらくして見てみると,やはりハリガネムシが出てきました。

「こんなのがカマキリの体の中にいるってすごいね。」などと話しました。2年生は,慣れたもので,ハリガネムシをつかんでぐにゃぐにゃ動くのを楽しんだり,一つ結びしたりしていました。手で触れるのがすごい!その後はしっかり手を洗うようにさせました。

図工…というより生活科「虫と遊ぼう」のような時間になってしまいました。

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霧島市立持松小学校

 持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。  また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。