毎日みんなが給食当番
本校は,全児童7名の極小規模校です。給食が入っている食缶等も,全児童と担任の先生分は,1つずつにまとめて配送されます。
ですので,給食当番も毎日です。1年生から6年生まで,同じ1・2年教室でついだり配ったりしています。
でも,大変なようには見えません。みんな仲良く協力し合っているからです。
担任や養護の先生もいらっしゃいますが,ほぼ自分たちで進めています。
様子を見に行くと,1年生も誰の手も借りず,みんなの分の小食をしっかりとついでいました。
本校は,全児童7名の極小規模校です。給食が入っている食缶等も,全児童と担任の先生分は,1つずつにまとめて配送されます。
ですので,給食当番も毎日です。1年生から6年生まで,同じ1・2年教室でついだり配ったりしています。
でも,大変なようには見えません。みんな仲良く協力し合っているからです。
担任や養護の先生もいらっしゃいますが,ほぼ自分たちで進めています。
様子を見に行くと,1年生も誰の手も借りず,みんなの分の小食をしっかりとついでいました。
「トントン。」校長室のドアを叩く音がします。
「はい。どうぞ。」2年生がドアを開けて入ってきました。ミニトマトが2個手のひらにのっていました。「どうしたの?」と尋ねると「ぼくが一生懸命育てたので,校長先生に食べてもらおうと思って持ってきました。」と言って,そのミニトマトを渡してくれました。わぁ嬉しい!
1・2年生は,今日は育てた野菜でサラダパーティーをするのです。教頭先生と1個ずついただいてから1・2年教室に行きました。
すると,サラダはすでに出来上がっていて,今度はおにぎりづくりをするところでした。担任の先生は,ご自分の家のお米を炊いてきてくださり,炊飯器毎持ってきていらっしゃっていました。
ラップを手の平にのせ,その上にご飯をのせていきました。「自分の食べたい大きさでいいよ。一口サイズだったらこれくらいですよ。」と担任の先生がおっしゃっていましたが,2人ともそれよりもかなり多めにご飯をのせていました。
そして,待ちかねていた「いただきます。」2年生の男の子は,「スーパーで買ってきたお米よりだんぜんおいしい!」と言っていました。(お米も担任の先生の田んぼで収穫された自家製米とのことです。)サラダは,ドレッシングとマヨネーズの2種類を持ってこられて選ばせたそうですが,2人ともマヨネーズの選択でした。)
自分たちがつくるとやっぱりおいしさも違うのでしょう。もりもりと食べた2人でした。
今日は土曜授業日でした。本校の土曜授業の日の朝活動は仲良し体育になっています。
仲良し体育では,1年間を通してチャレンジかごしまに挑戦しています。チャレンジかごしまとは,鹿児島県が,令和3年度から10年間の計画で,子どもの体力向上推進のための事業を展開する中で,仲間と協力しながら体力つくりに取り組めるように6つの種目を設定し,各小学校に実施を推奨している取組です。
本校は,その中の[一輪車でGO!]で,毎年上位入賞しています。昨年度は5・6年生が県1位,1・2・3年生が県2位でした。
さらに昨年度から[のばしてコロコロ](柔軟性を高める運動)にも挑戦するようにし,5・6年生と3年生が県1位,1・2年生が7位という成績も収めています。
今年はそこからさらに各学年1種目ずつ追加して,総合的な体力の向上に努めているところです。
最初はうまくできませんが毎回記録を取り,その記録を次の目標にすることで伸びが目に見えて分かります。今年度も楽しみながら,一人一人が体力の向上に努められるといいです。
本校の周りは樹木に覆われています。毎年夏になると,小さいノコギリクワガタやコクワガタが普通に2,3匹は見つかります。昨年は,私の住宅にもカブトムシの雌が飛んできました。以前の記事で紹介しましたが,今年もコクワガタとノコギリクワガタが見つかり,3・4年教室で飼育しています。
ひょっとしたら…と思い,昨日おいしくいただいたスイカの皮を,帰る前に森への入口あたりにおいてみましたが,残念ながら1匹の虫も来ていませんでした。
今年は,虫好きの子どもが多いことから,バナナトラップをしかけさせて虫を捕まえる楽しさを味わわせたいなと思っていましたので,これを利用して,昼休みに集まってもらい,「校長先生が,昨日虫を捕まえるためにみんなが食べたスイカの皮を山に置いてみたのだけれど,何も捕まえられなかったんだよ。バナナトラップをつくって,リベンジしてくれないかな。」と話してみましたら,7人ともやる気満々になりました。
1・2・6年の3人,3・4年の女子2人,3・4年の男子2人の3グループをつくり(これはこちらで決めました。)そのグループでバナナトラップづくりを始めました。熟したバナナを皮ごと輪切りにし,そこに焼酎と黒砂糖,さらに前日に私の話を聞いていた6年担任の先生が,使わない蜂蜜を持ってきてくださったので,その蜂蜜も入れて,ビニル袋でよく混ぜました。(それらの量は子どもたちに任せました。)
「2日ほど寝かすとよく発酵して,虫が寄ってきやすいようなので,実際に設置するのは,月曜日にしますよ。」と子どもたちに伝えました。
光が当たるところや森の入口あたりがよい,樹液には叶わないので樹液が出ている木の側は意外と虫が来ない等ヒントだけあげて,どこに設置するかはグループ毎に考えてもらっています。
果たしてみんなのつくったバナナトラップにカブトムシやクワガタムシが来てくれるのでしょうか。乞うご期待です。
子どもたちは,朝から昨日のセミを気にしていました。1日経って,飛び立ってくれていたらよかったのですが,今朝も昨日のところにいました。羽ものびていませんでした。
まだ生きてはいますが,1回羽化に失敗してしまったら成虫になるのは難しいのですね。
小さいアリが寄ってきていて「先生,小さい虫が来ています。」と教えてくれた子どももいました。みんなで抜け殻から落ちたところを検証もしていました。虫たちが生きることの厳しさを子どもたちは学んでくれるのでしょうか。
始業前,玄関先で職員が数人で話をしていましたので,どうしたのか聞いてみると,子どもが羽化したばかりのセミを持ってきているとのこと。
見に行くと,確かに殻から出たばかりのまだ白いセミでした。朝礼台の近くに置いていたのですが,雨が降りそうでしたので,教頭先生と一緒に,雨が羽をぬらさないように玄関のプランターのところに置き換えました。
やや弱っているように見えました。そのままの状態でないとうまく羽化できないのになぜ持ってきたのだろうと,子どもたちに少し憤慨していましたが,後で話を聞くと,玄関横のプランター台の後ろで羽化しようとしたみたいですが,うまくいかずにそこから落ちてしまい,地面でじたばたしていたところを持ってきていたようです。
子どもたちは,心配して休み時間には繰り返し見に来ていました。夕方には,アブラゼミだと分かるくらい茶色い色が付いてきましたが,羽はしぼんだままでした。
明日の朝,いなくなっていればよいのですが,地面に一度落ちているので,成虫になるのは難しいのかもしれません。それでもどうにか…と願わずにはいられません。
明日の朝,いなくなっていればいいのですが…。
ここから下に落ちたようです。
私が帰るときは,アブラゼミと分かるくらいには色が付きましたが,羽がピンとしてくれていませんでした。
朝,立哨していると,1年生の保護者(お父さん)から,「学校でスイカいりませんか?」と話しかけられました。話を聞くと,スイカを2個もらったそうで1個どうぞというおすそわけでした。
ありがたい申出でしたので,今年度持松っ子になった保護者にアレルギー等がないか,食べさせてよいかの確認を取ってからいただくことにしました。
その旨,職員に伝えると,5校時が体育なのでその後がよいということから5校時にいただきに行き(業務用冷蔵庫で冷やしてくださっていました。)学校主事さんに切っていただいて,子どもたちに振る舞いました。
6年生はすぐに感づき,お披露目する前に「においがしました。」と言っていました。さすが鼻が利きます。子どもたちに玄関先に並んでもらい,一斉にいただきますをして食べました。
「おいしい。」と言って,みんなお代わりをしていました。2年生の男の子は,「昨日は梅ジュースで,今日はスイカだ。」と言っていましたので,「持松に来てよかったね。」と返すことでした。スイカから元気をもらい,食べた後はみるみるうちに生き生きしてきた子どもたちでした。帰るときには,しっかりお礼も言いに行くことができました。ありがとうございました。
みんなで梅ちぎりをした後,1・2年担任が,子どもたちと一緒に梅ジュースをつくってくれていました。
それをしっかりと寝かせておいたのですが,今日,解禁しました。
授業参観の後が全体PTAでしたので,その間の時間に学校主事さんが準備し,まずは保護者に飲んでいただき,その後,子どもたちに振る舞いました。
梅なので,酸っぱいものと思って最初は尻込みしていましたが,飲んでみると甘くて美味しいことに気付き,「おいしい!」と第一声。おかわりする子どももいました。
2年生の子どもは,「おいしくてもったいないから少しずつ飲む。」と言って,ちびちびのんでいたそうです。かわいいですね。私もそのタイプです。
持松の自然の恵みを感じて幸せな気持ちになった子どもたちでした。
1年生が夏を代表する花,アサガオを鉢植えで育てていて,玄関口に置いています。
1年生が毎日欠かさず水をやり,お世話していたからなのか,植物を育てることが上手な1・2年担任のおかげなのか,今日見てみると花が14輪も付いていたそうです。
そのことについて,担任が1年生に聞いてみると「とても嬉しいです。まだたくさん咲いてほしいな。」と返事が返ってきたそうです。
私も見に行くと,所狭しと赤紫色の花を咲かせていました。
有名な家具チェーン「イケア」が,植物にも言葉は通じるのか,外国の大学で実験しています。1つの植物にはやさしさあふれる言葉を,もう1つの植物にはひどい言葉を投げかけ続けた結果,やさしさあふれる言葉を投げかけられた植物は葉も茎もよく生長し,ひどい言葉を投げかけられた植物は,みるみる萎れて枯れていったそうです。
1年生のおかげなのか,担任のおかげなのか。きっと2人のアサガオに対してのやさしい気持ちのおかげなのでしょう。
5校時終了後,トイレから出てきた男の子とドアのところですれ違いました。
私が何気なく,後ろを振り返った時,男の子の姿が消えていました。
「えっ?」と思ってドアに近付いてみると,その男の子は数秒ほどしゃがみこんでしっかりとトイレのスリッパをそろえ,立ち上がったところでした。
子どもが意図的にほめられようとしてやっているのかそうでないかは,長いこと教員をやっていますので分かります。
撮った写真は,その場から離れようとしていた男の子に「写真を撮るのでもう1回やって。」と言ってやってもらいましたが,明らかに習慣として身に付いている所作でした。
きっとこの子だけでなく,持松の子は同じようにやってくれているのでしょうが,その光景を目の当たりにすると,そのさりげない心遣いに誇らしく思えたところでした。
霧島市立持松小学校
持松小学校は、全校児童7名の複式学級です。特認校制度を利用しており、外部からの通学児童を募集しています。 また、9月の運動会では、他校から応援参加児童を募集したり、鹿児島国際大学生のボランティア参加をいただいたりして、小規模校の運動会を盛り上げてもらっています。
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